高尾山の服装は、ユニクロで全身そろえられます。ユニクロ公式の2026年9月23日時点の価格で、春・秋は約1万2,000円、夏は約7,000円、冬は約1万8,000円です(靴・帽子・リュックは別)。
いちばん迷うのはパンツです。ユニクロに登山専用のパンツはありませんが、速乾・ストレッチのパンツが何本もあり、日帰りの高尾山ならそれで足ります。この記事では、高尾山で使えるユニクロのパンツ7本を価格・素材・向く場面で比べたうえで、季節別のコーデ、レディースの組み合わせ、ユニクロでは買えない靴と雨具を順に説明します。

ユニクロで高尾山の服装を選ぶ3つの基本ルール

ルール①:素材は「化繊(ポリエステル)」を選ぶ
商品名に「ドライEX」「エアリズム」と付いた速乾素材を選びます。登山中は想像以上に汗をかきますが、綿素材は汗を吸うと乾きにくく、体が冷える原因になります。ドライEX・エアリズムはポリエステル主体の速乾素材で、汗をかいてもサラッとした着心地が続きます。一方「ヒートテック」はレーヨンを含むため行動着には不向きです。山頂での休憩着には優秀ですが、歩いている間のベースレイヤーには速乾素材を選びましょう。
ルール②:「重ね着(レイヤリング)」で体温を調節する
薄手を重ねて、暑ければ脱ぎ・寒ければ足すのが基本です。高尾山は標高599mの低山ですが、麓と山頂で気温が約3℃前後異なり、登りで汗をかいて山頂で風に吹かれると一気に寒く感じます。ユニクロでレイヤリングを組むなら、次の3層を意識してください。
| レイヤー | 役割 | ユニクロのおすすめ |
|---|---|---|
| ベースレイヤー(肌着) | 汗を吸って素早く乾かす | ドライEXクルーネックTシャツ |
| ミドルレイヤー(中間着) | 保温・体温調節 | ドライEXUVカットフルジップパーカ(春夏秋)/フリースジャケット(冬) |
| アウターレイヤー(外着) | 風・雨から守る | ポケッタブルUVカットパーカ(春夏秋)/ウルトラライトダウンジャケット(冬) |
春〜秋なら、ベース+ミドルの2枚で行動し、アウターはリュックに入れて天候が変わったら羽織るスタイルが快適です。
ルール③:コースに合わせて服装のレベルを変える
| コース | 道の状態 | 服装レベル |
|---|---|---|
| 1号路(表参道コース) | ほぼ全面舗装 | 普段着+歩きやすい靴でOK |
| 3号路・4号路 | やや自然道、4号路につり橋あり | 動きやすい服装を推奨 |
| 6号路(びわ滝コース) | 沢沿い・未舗装・滑りやすい | 速乾素材+グリップのよい靴が必要 |
| 稲荷山コース | 尾根道・階段多い・最もきつい | しっかりした登山寄りの服装を推奨 |
ユニクロの登山パンツはどれ?高尾山で使える7本を比較

迷ったら「ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ」(2,990円)を選んでください。速乾性のあるポリエステルでよく伸び、裾がすぼまったテーパード形なので足さばきがよいからです。夏はUPF50+のワイドパンツ、ケーブルカー中心の日は感動パンツ、冬は裏地付きのウォームイージーパンツが合います。
| パンツ(公式の商品名) | 価格(税込) | 素材・機能(公式の表記) | 形 | 高尾山で向く場面 |
|---|---|---|---|---|
| ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ(男女兼用・ウィメンズ・丈長めあり) | 2,990円 | ポリエステル。男女兼用は後ろポケットがファスナー付き | テーパード(やや細め) | 春・秋の全コース。迷ったらこれ |
| ウルトラストレッチアクティブテーパードパンツ(男女兼用) | 1,990円 | ポリエステル。公式の説明は「汗も乾きやすい」(旧名ドライEXテーパードパンツ) | テーパード(やや細め) | 通年。ジョガーより安く、見た目がきれいめ |
| ウルトラストレッチアクティブワイドパンツ(男女兼用) | 1,990円 | ナイロン・ポリウレタン。UPF50+ | ストレート(ややゆったり) | 夏の1号路・ケーブルカー利用。脚に張り付きにくい |
| ウルトラストレッチアクティブショーツ(男女兼用) | 1,990円 | ポリエステル | ショート丈 | 夏。日差しと虫よけにレギンスを合わせる |
| 感動パンツ(メンズ)/感動スリムパンツ(ウィメンズ) | 3,990円 | メンズは「軽量・伸縮・吸汗速乾」。ウィメンズはUPF50+ | テーパード/ストレート | 1号路・ケーブルカー中心。下山後に街へ寄る日 |
| ウルトラストレッチアクティブレギンス(ウィメンズ) | 2,990円 | ナイロン・ポリウレタン | 細め | ショーツやスカートの下に。単体でも穿ける |
| ウォームイージーパンツ(メンズ・ウィメンズ) | 4,990円 | 表地ナイロン・裏地ポリエステル | テーパード/ストレート | 12〜2月の寒い日。山頂の休憩で脚が冷えにくい |
選び方:歩くコースと季節で決める
- 6号路・稲荷山コース・3号路・4号路:ジョガーパンツ。土の道で段差や木の根が多いので、裾が広がらない形が歩きやすい。
- 1号路・ケーブルカー利用:テーパードパンツや感動パンツで十分。舗装路なので見た目で選んでよい。
- 夏(6〜8月):ワイドパンツ(UPF50+)か、ショーツにレギンスを合わせる。肌を出す場合は虫よけも持つ。
- 冬(12〜2月):ウォームイージーパンツ。登りで汗をかく人は、ジョガーパンツで歩いて休憩時に上着で調整する方法もある。
登山専用のパンツと比べたときの弱点
ユニクロのパンツは街でも穿けるように作られているため、登山専用品と比べると弱い点が2つあります。1つは防水ではないことで、雨の日はレインパンツが別に要ります。もう1つは、岩場や長い縦走を想定した補強(膝や尻の二重生地など)がないことです。高尾山の登山道でこれが問題になるのは、雨の日と、陣馬山までの縦走くらいです。雨の日の装備は雨の日の高尾山ガイドにまとめています。
【春・秋】高尾山のユニクロコーデと合計金額

春(3〜5月)と秋(9〜11月)は、朝晩と日中、麓と山頂の気温差が大きい季節です。ドライEXクルーネックTシャツにドライEXUVカットフルジップパーカを重ね、パンツはジョガーパンツ。風よけのポケッタブルUVカットパーカを畳んでリュックに入れておきます。
| アイテム | 商品名 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Tシャツ | ドライEXクルーネックTシャツ | 1,990円 |
| 羽織り | ドライEXUVカットフルジップパーカ | 2,990円 |
| パンツ | ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ | 2,990円 |
| 予備の上着 | ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN | 3,990円 |
| 合計 | 11,960円 |
11月の紅葉の時期は、山頂で風に当たると体が冷えます。予備の上着をブロックテックパーカ3Dカット(メンズ 6,990円、撥水・防風の素材)にする選択もあります。
【夏】高尾山のユニクロコーデと合計金額

夏(6〜8月)は汗の量が多く、麓は街中と同じくらい暑くなります。ドライEXクルーネックTシャツ1枚で歩き、日差しと虫よけにUPF50+のドライEXUVカットフルジップパーカを持ちます。パンツはUPF50+のワイドパンツが涼しく、ショーツにする場合はレギンスで肌を覆います。
| アイテム | 商品名 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Tシャツ | ドライEXクルーネックTシャツ | 1,990円 |
| 羽織り | ドライEXUVカットフルジップパーカ | 2,990円 |
| パンツ | ウルトラストレッチアクティブワイドパンツ | 1,990円 |
| 合計 | 6,970円 |
夏は熱中症と汗冷えに注意が要ります。飲み物は500ml以上、できれば塩分も一緒に持ってください。
【冬】高尾山のユニクロコーデと合計金額

冬(12〜2月)は山頂が0℃前後まで下がる日があり、風があるとさらに冷えます。歩いている間は汗を逃がす服、休憩中は保温する服、と分けて考えます。ヒートテックは汗で湿ると乾きにくいので、歩くときの肌着には使いません。
| アイテム | 商品名 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 肌着 | ドライEXクルーネックTシャツ | 1,990円 |
| 中間着 | フリースジャケット(男女兼用) | 2,990円 |
| 上着 | ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN | 7,990円 |
| パンツ | ウォームイージーパンツ | 4,990円 |
| 合計 | 17,960円 |
手袋はヒートテックライニンググローブ(1,990円)が使えます。冬の気温と装備の詳細は冬の気温と服装ガイドをご覧ください。
レディースで全身ユニクロにするなら

ウィメンズは同じ役割でも選べる商品が多く、春・秋なら約1万1,500円で全身そろいます。組み合わせの例は次のとおりです。
| アイテム | 商品名(ウィメンズ) | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Tシャツ | エアリズムUVカットUネックT/ドライEX | 1,500円 |
| 羽織り | エアリズムUVカットメッシュフルジップパーカ(UPF50+) | 2,990円 |
| パンツ | ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ | 2,990円 |
| 予備の上着 | ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN | 3,990円 |
| 合計 | 11,470円 |
- スカートで歩きたい:下にウルトラストレッチアクティブレギンス(2,990円)か、エアリズムUVカットレギンス/ドライEX(1,500円、UPF40)を穿く。
- 脚のラインを出したくない:感動スリムパンツ(3,990円、UPF50+)か、男女兼用のワイドパンツ(1,990円)。
- 冬:ファーリーフリースフルジップジャケット(2,990円)の上にウルトラライトダウンジャケット(7,990円)を重ねる。
コース別:ユニクロ服装の使い分け
「ユニクロで大丈夫」の意味は、歩くコースで変わります。

- 1号路:ほぼ全面舗装。普段着に近いユニクロでOK(感動パンツ等のきれいめでも可)。靴はヒール・サンダルを避け歩きやすいスニーカーを。
- 6号路:沢沿いの未舗装で濡れ・滑りに注意。ドライEXのT+ジョガーパンツの速乾一択+グリップのよい靴が必要。
- 稲荷山コース:最も体力を使う尾根道。季節別コーデをきちんと揃え、ベースレイヤーの速乾性を重視。替えのTシャツがあると安心。近年、木のステップが整備され歩きやすくなりました。
- ケーブルカー利用:歩く距離が短くなり、日常着でもほぼOK。山頂は冷えるので薄手の羽織ものを。
ユニクロで揃わないもの:靴・レインウェア・ザック

ユニクロの服装で高尾山のハイキングは十分対応できますが、揃わないものもあります。
- 靴:ユニクロに登山向きの靴はありません。1号路ならソールのしっかりした運動用スニーカーで可、6号路など滑りやすいコースはトレッキングシューズが安心(靴の選び方ガイド)。
- レインウェア:ポケッタブルパーカやブロックテックパーカは撥水するものの「小雨対応」まで。雨予報の日は防水性の高いレインウェア(ワークマン等が数千円)を別途用意すると安心です。
- ザック:日帰りならユニクロのユーティリティバックパック(4,990円、2026年9月時点)でも可。荷物が重い場合は腰ベルト付きの登山用が快適です。
ユニクロ vs ワークマン vs モンベル|高尾山にはどれ?

| 比較項目 | ユニクロ | ワークマン | モンベル |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 低〜中(1,500〜8,000円) | 低(1,000〜3,000円) | 中〜高(3,000〜20,000円) |
| デザイン | 街着としても自然 | アウトドア寄り | 登山専用デザイン |
| 機能性 | 日帰り低山に十分 | 日帰り低山〜軽登山に対応 | 本格登山まで対応 |
| レインウェア | 撥水パーカー(小雨対応) | 防水レインウェアあり | ゴアテックス製品あり |
| 靴 | 取り扱いなし | 低価格トレッキングシューズあり | 本格登山靴あり |
| こんな人向き | 年に数回の高尾山ハイカー | コスパ最優先で山歩きしたい人 | 登山を趣味として続けたい人 |
高尾山に年1〜2回行く程度ならユニクロで十分です。街着にも使えるため、登山のためだけに服を買うのがもったいない人に最適。コスパ重視ならワークマンのアウターをユニクロのインナーと組み合わせるのも賢い方法、本格的に登山を続けるならモンベル等の専門ブランドが長い目でコスパ良好です。
ジーンズやスカートはあり?NG服装

ジーンズは乾きにくくストレッチ性が低いため、汗をかく夏場はNG。涼しい季節の1号路・ケーブルカー利用なら可ですが、快適さを求めるなら速乾ストレッチパンツがベターです。スカートは単体はNG、レギンスやタイツと組み合わせれば可(露出を抑え虫刺され・擦り傷・紫外線を予防)。このほか、綿100%のTシャツ・ヒールやサンダル・裾の広いワイドパンツは避けましょう。NGコーデの詳細は服装ガイドにまとめています。
服装と一緒に揃えたい持ち物

服装と合わせて、飲み物(500ml以上)・タオル・両手が空くリュック・スマートフォン・薄手の羽織もの(季節問わず)を用意しましょう。あると便利なのは予備のTシャツ・携行食・日焼け止め・虫除け(春〜秋)・モバイルバッテリー。6号路や稲荷山コースは靴下の替えもあると安心です。持ち物の詳細は持ち物リストをご覧ください。
秋は熊の出没にも備えます。八王子市は2026年9月に1号路付近での出没を発表し、鈴など音の出るものを持つよう呼びかけています。服装と一緒に熊鈴の選び方とマナーも確認してください。
よくある質問(FAQ)

Q. 高尾山の服装はユニクロで十分ですか?
はい。日帰りの高尾山なら全身ユニクロで足ります。速乾素材を選んで重ね着し、靴と雨具だけは別に用意してください。
Q. ユニクロで登山に向いているパンツは?
第一候補はウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ(2,990円)です。夏はUPF50+のウルトラストレッチアクティブワイドパンツ(1,990円)、冬は裏地付きのウォームイージーパンツ(4,990円)が合います。
Q. ヒートテックは登山に使えますか?
行動中のインナーには不向きです。レーヨンを含み汗で湿気がこもるため、歩く時はエアリズムやドライEX、休憩用にヒートテックと使い分けましょう。
Q. ユニクロで揃わないものは?
登山向きの靴と防水のレインウェアです。ユニクロに登山靴はなく、撥水の上着は小雨対応までです。
Q. ジーンズやスカートでも登れますか?
涼しい季節の1号路ならジーンズも可、夏は乾きにくくNG。スカートはレギンスと合わせれば可です。基本は速乾ストレッチパンツが快適です。
Q. 全部でいくらかかりますか?
2026年9月時点のユニクロ公式価格で、春・秋は約11,960円、夏は約6,970円、冬は約17,960円です(靴・帽子・リュックは別)。まずはTシャツ・ジョガーパンツ・羽織りの3点から始めると無駄がありません。
まとめ:まずは3アイテムから始めよう

高尾山の服装はユニクロで十分そろいます。一度に全部買う必要はありません。まずは次の3点から始めましょう。
| 優先度 | アイテム | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | ドライEXクルーネックTシャツ(1,990円) | 汗が乾きやすく、普段も着られる |
| 2位 | ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ(2,990円) | 伸縮・速乾で、春・秋・冬の登りに使える |
| 3位 | ドライEXUVカットフルジップパーカ(2,990円) | UPF50+の羽織り。暑ければ脱いでリュックへ |
この3点をベースに、コースや季節に応じてアウターや小物を足していけば、高尾山を快適かつ安全に楽しめます。今日の服装を気温・コース・天気で素早く決めたい方は、高尾山の服装ガイド(正解コーデ早見表)もあわせてご活用ください。
※商品名と価格は2026年9月23日時点のユニクロ公式オンラインストアで確認した通常価格(税込)です。セールや商品の入れ替えで変わります。最新情報はユニクロ公式サイトでご確認ください。


