さんやくおういんゆうきじ)は、約1200年の歴史を誇る真言宗智山派の大本山です。
「薬王院って、お寺なの?神社なの?」「天狗がいるって本当?」「初めて行くけど、どう回ればいいの?」──そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、高尾山薬王院に訪れる方に向けて、基本情報から参拝ルート、御朱印・お守り、精進料理、季節ごとの楽しみ方まで、フモトに住む管理人が徹底ガイドします。
- 薬王院の基本情報と「寺なのに鳥居がある」理由がわかる
- 初めてでも迷わない参拝順路を写真付きでガイド
- 御朱印・お守り・御護摩修行の具体的な参加方法がわかる
- アクセス・所要時間・服装など実用情報を網羅
高尾山薬王院とは?基本情報と3つの魅力
高尾山薬王院有喜寺──名前の長さに少し驚くかもしれませんが、それぞれの言葉に深い意味が込められています。まずは、この寺院の基本的な情報を押さえておきましょう。
正式名称と読み方
正式名称は「高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういんゆうきじ)」です。普段は「薬王院(やくおういん)」と省略して呼ばれることがほとんどですので、この記事でも「薬王院」と表記していきます。
※拝観料・参拝時間・御護摩修行時間・朱印料は高尾山薬王院 公式サイトに準拠しています。行事日・繁忙期(正月・節分会・火渡り祭など)は受付時間・御護摩時間が変更になる場合があるため、最新情報は公式ページでご確認ください。
| 項目 | 内容 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正式名称 | 高尾山薬王院有喜寺(たかおさん やくおういん ゆうきじ) | ||||||||||||
| 通称 | 高尾山薬王院/薬王院 | ||||||||||||
| 山号 | 高尾山(たかおさん) | ||||||||||||
| 宗派 | 真言宗智山派 大本山(成田山新勝寺・川崎大師平間寺と並ぶ「関東三大本山」の一つ) | ||||||||||||
| 御本尊 | 飯縄大権現(いづなだいごんげん) ※不動明王の化身とされ、修験道・山岳信仰の守護神として祀られる | ||||||||||||
| 創建 | 天平16年(744年)/聖武天皇の勅命により行基菩薩が東国鎮護の祈願寺として開創 ※当初の本尊は薬師如来(寺名の由来) | ||||||||||||
| 中興開山 | 永和年間(1375年頃)/京都・醍醐寺より入山した俊源大徳が飯縄大権現を感得し再興 | ||||||||||||
| 貫首(現在) | 第三十三世 佐藤秀仁(さとう しゅうじん)僧正 | ||||||||||||
| 所在地 | 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2177 | ||||||||||||
| 電話/FAX | TEL:042-661-1115(信徒部・受付 9:00〜16:00) FAX:042-664-1199 | ||||||||||||
| 拝観料 | 無料(境内・大本堂・本社は自由参拝) ※御護摩修行・御朱印・御朱印帳・御守・精進料理などは所定のお納め料が必要 | ||||||||||||
| 参拝時間 | 境内は24時間自由参拝/大本堂は早朝勤行から拝観可能 御護摩受付所の受付は8:30〜16:00(御朱印・御守・護摩申込はこの時間帯) | ||||||||||||
| 御護摩修行 (毎日厳修) |
| ||||||||||||
| 御護摩料 ・主な祈願内容 | 家内安全/商業繁昌/身体健全/当病平癒/厄除/交通安全/良縁成就/安産成就/入学成就/心願成就 ほか ※御護摩料はお札のサイズ・種類により異なる(詳細は御護摩受付所で確認) | ||||||||||||
| 郵送護摩 | 遠方・参拝困難な信徒向け/郵送料一律1,000円 申込:信徒部 TEL 042-661-1115 / FAX 042-664-1199(郵送御護摩申込用紙(PDF)) | ||||||||||||
| 御朱印 | 朱印料:500円(手書き差し替えあり)/授与場所:御護摩受付所/受付時間:8:30〜16:00 「多摩新四国八十八ヶ所霊場 第六十八番札所」「関東三十六不動霊場 第八番札所」としても授与 | ||||||||||||
| 御朱印帳 (オリジナル) | 天狗と紅葉をモチーフにした「ちりめん織り」御朱印帳(黄/赤 2色) 価格:3,000円/サイズ:115×180mm 御朱印帳袋:3,000円/サイズ:150×260mm(同デザイン) | ||||||||||||
| 健康登山の証 | 健康登山手帳:1冊 700円/スタンプ:1回 100円 ご縁日(毎月21日)にちなみ21回の押印で一冊満行/交通手段は問わず、自己申告制 受付:御護摩受付所(8:30〜16:00) | ||||||||||||
| 【期間限定】 大師堂修復落慶記念 特別御朱印 | 中興開山650年記念・令和7年度の大師堂修復工事竣工を記念した切り絵仕様の特別御朱印 授与料:2,000円/授与開始:令和8年(2026年)4月19日〜/授与場所:御護摩受付所 ※授与期間終了時期は公式サイトで要確認 | ||||||||||||
| 最寄りアクセス | ケーブルカー高尾山駅(またはリフト山上駅)から1号路を徒歩約20〜30分 京王線高尾山口駅から徒歩(1号路)で約70分/薬王院→高尾山頂は1号路徒歩約20分 | ||||||||||||
| 公式情報 | 高尾山薬王院 公式サイト(参拝案内・御護摩・ご朱印・年間行事) 御護摩祈祷ページ / ご朱印・健康登山ページ / 年間行事カレンダー |
「薬王院」の名は、開山時に薬師如来を本尊として祀ったことに由来します。そして「有喜寺」は「喜びを有する場所」という意味。名前だけでも、訪れる人に喜びをもたらしたいという願いが伝わってきますね。
1200年の歴史を持つ関東三大本山
薬王院は、成田山新勝寺(千葉県)、川崎大師平間寺(神奈川県)と並ぶ真言宗智山派の関東三大本山の一つです。
744年、行基菩薩が聖武天皇の勅命を受けて開山したのが始まりとされています。その後、南北朝時代の永和年間(1375年頃)に俊源大徳が京都の醍醐寺から入山し、修験道の修行を通じて飯縄大権現を感得。以来、山岳信仰と修験道の聖地として多くの人々に信仰されてきました。
▶ 薬王院の歴史をさらに深く知りたい方は、高尾山薬王院有喜寺の歴史と信仰で年表や時代ごとの詳細を解説しています。
寺?神社?初めてでも迷わない神仏習合の豆知識
薬王院を訪れると、境内に鳥居があることに気づくでしょう。「お寺なのに鳥居?」と不思議に思う方も多いのですが、実はこれ、日本古来の宗教文化「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の名残なのです。

神仏習合とは、神道と仏教が融合した日本独自の信仰のかたちです。薬王院では、仏教の不動明王の化身とされる飯縄大権現を本尊として祀りつつ、神道の要素も取り入れています。境内にある「本社」は神社建築の特徴を持ち、ここで飯縄大権現が祀られています。
つまり薬王院は、寺院でありながら神社の要素も併せ持つ場所。お参りの際は、大本堂では仏教式の合掌、本社では神社式の二拝二拍手一拝、と使い分けるのも楽しいポイントです。
薬王院へのアクセスと所要時間
高尾山薬王院へは、初めての方ならケーブルカーを利用した1号路ルートが断然おすすめです。ここでは、具体的なアクセス方法と所要時間を解説します。
電車+ケーブルカーが王道ルート
薬王院の最寄り駅は、京王線「高尾山口駅」です。新宿駅から京王線で約50分〜1時間ほどで到着します。

| ルート | 所要時間 | 料金(目安) |
|---|---|---|
| 新宿 → 高尾山口(京王線) | 約50分〜1時間 | 片道 430円 |
| 高尾山口駅 → ケーブルカー清滝駅 | 徒歩 約5分 | 無料 |
| ケーブルカー(清滝駅 → 高尾山駅) | 約6分 | 片道 490円 / 往復 950円 |
※料金は2026年4月時点の情報です。列車種別や乗り換えにより所要時間は変わります。最新の運賃は各公式サイトでご確認ください。
▶ ケーブルカーの割引きっぷについては、高尾山ケーブルカーの割引 完全ガイドで詳しく解説しています。
ケーブルカー高尾山駅から薬王院までの道のり

ケーブルカーを降りたら、1号路(表参道コース)を歩いて薬王院を目指します。所要時間の目安は以下のとおりです。
| 区間 | 所要時間(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 高尾山駅 → 浄心門 | 約10分 | 舗装路。茶屋やたこ杉あり |
| 浄心門 → 大本堂 | 約10分 | 参道。男坂/女坂の選択あり |
| 大本堂 → 本社 → 奥之院 | 約10分 | 階段多め。見どころ密集 |
| 奥之院 → 高尾山頂 | 約15分 | 山道。山頂展望台あり |
1号路はすべて舗装されているため、スニーカーでも歩けます。ただし、階段や坂道が多いので、歩きやすい靴を選ぶのがポイントです。
▼ 登山コース選びで迷っている方は、高尾山登山コース おすすめガイドもぜひ参考にしてください。
車で行く場合の駐車場情報
車でアクセスする場合は、圏央道「高尾山IC」から約3分の薬王院 自動車祈祷殿駐車場が便利です。収容台数250台、1日500円とエリア内では良心的。ただし、紅葉シーズンの週末やGWは早朝で満車になることも珍しくありません。
▼ 駐車場の混雑対策や穴場情報は、高尾山の駐車場 完全ガイドで詳しくまとめています。
初めての参拝ルート|見どころを順番にガイド
薬王院の境内は広く、さまざまな建物やスポットが点在しています。ここでは、初めて訪れる方が迷わないよう、参拝順路に沿って見どころをご案内します。
ケーブルカーの高尾山駅から出発し、参道を歩きながら薬王院の主要スポットを順番に巡っていきましょう。
浄心門 ─ 聖域への入口
ケーブルカー高尾山駅から歩くこと約10分、最初に迎えてくれるのが「浄心門(じょうしんもん)」です。

この朱塗りの門は、俗世界と聖域の境界線。くぐることで「心を浄化し、清らかな気持ちで参拝に臨む」という意味が込められています。浄心門の先からは空気が変わると感じる方も多く、まさにパワースポットへの入口と言えるでしょう。
ちなみに、浄心門の手前にあるたこ杉とひっぱり蛸もぜひチェック。タコのように吸盤で運を「引っぱる」開運スポットとして人気です。
神変堂と六根清浄石車

浄心門をくぐってすぐ左手に見えるのが「神変堂(しんぺんどう)」。修験道の開祖・役行者を祀るお堂で、足腰の健康祈願をする方が多く訪れます。登山前のお参りにぴったりのスポットです。
また、参道沿いには十八か所に「六根清浄石車(ろっこんしょうじょういしぐるま)」が設置されています。石車を一つずつ回しながら歩くと、六根(目・耳・鼻・舌・身・意)が浄化されるとされ、参拝への心構えが自然と整っていきます。
男坂 or 女坂 ─ どちらを選ぶ?
参道を進むと、道が二手に分かれるポイントがあります。

| ルート | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 男坂 | 百八段の急な石段 | 体力に自信がある方、煩悩を断ち切りたい方 |
| 女坂 | なだらかな坂道 | お子様連れ、足腰に不安がある方 |
男坂の「百八段」は、人間の煩悩の数と同じ。一段ずつ煩悩を削ぎ落としながら登るという修行の意味があります。どちらを選んでも薬王院には到着しますので、体力と気分で選んでみてください!
四天王門と仁王門

坂を登り切ると、薬王院の正式な入口である「四天王門(してんのうもん)」が現れます。門の四隅に配された四天王像が、境内を守護する勇壮な姿で迎えてくれます。
さらに、仁王門をくぐると左手に「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」があります。大きな石の輪をくぐり、その先の鈴を鳴らして願掛けをするスポットで、参拝者の人気を集めています。
大本堂 ─ 御護摩修行の荘厳な空間

境内奥の階段を登ると「仁王門」があり、こちらは東京都指定有形文化財にも登録されています。左右の仁王像の迫力ある表情にも注目してみてください。
仁王門をくぐると正面に堂々と構えるのが「大本堂(だいほんどう)」です。薬王院の中心的な建物であり、ここで毎日行われる御護摩修行は、この寺院の最大の見どころの一つ。
御護摩修行では、護摩壇で燃え盛る炎の中に護摩木を投じ、仏さまに祈りを捧げます。太鼓と読経の響きが堂内に満ち、荘厳な空気に包まれる体験は、薬王院でしか味わえないものです。
御護摩修行のスケジュールは以下のとおりです:
| 時間帯 | 備考 |
|---|---|
| 5:30(4/15〜10/31) / 6:00(11/1〜4/14) | 早朝勤行 |
| 9:30 | 午前の部 |
| 11:00 | 午前の部 |
| 12:30 | 午後の部 |
| 14:00 | 午後の部 |
| 15:30 | 午後の部 |
※スケジュールは変更される場合があります。最新情報は薬王院公式サイトでご確認ください。
大本堂の前には大天狗と小天狗の像が鎮座しています。高尾山のシンボルとも言える存在ですので、ぜひ記念撮影をどうぞ!
本社(飯縄権現堂)─ 極彩色の彫刻美
大本堂の奥にある石段を登ると、「本社(飯縄権現堂)」に到着します。ここは薬王院の中でも特に見応えのあるスポット。

本社は神社建築の様式で建てられており、壁面や柱には極彩色の見事な彫刻が施されています。花鳥や龍の彫刻の精緻さは、日光東照宮にも通じるもの。初めて訪れた多くの方が「こんなに美しい建物があったとは!」と驚かれます。
ここでは飯縄大権現がお祀りされています。開運・厄除け・招福のご利益があるとされ、パワースポットとしても広く知られています。
奥之院・富士浅間社 ─ さらに奥のパワースポット
本社からさらに石段を登ると、「奥之院不動堂」に到着。不動明王を祀るお堂で、薬王院の最も奥に位置する聖域です。ここまで足を運ぶ参拝者は少なめですが、静寂に包まれた空間は格別。
奥之院のすぐ隣にある「富士浅間社」は、富士山の神を祀る小さな社。ここを過ぎれば、いよいよ高尾山の山頂はすぐそこです。
天狗伝説と境内の天狗スポット
高尾山と言えば天狗。境内のいたるところに天狗の像が置かれ、お守りやグッズにも天狗モチーフが溢れています。でも、なぜ高尾山に天狗がいるのでしょうか。

なぜ高尾山に天狗がいるのか
天狗信仰の背景には、高尾山が古くから修験道の修行の場であったことが深く関わっています。
山中で法螺貝を吹き、険しい山道を駆け回る山伏(修験者)の姿は、天狗のイメージと重なりやすかったのです。「高尾山には天狗が住む」──そんな言い伝えが、やがて信仰へと発展していきました。
薬王院では、天狗は本尊・飯縄大権現に仕える随身(従者)として位置づけられています。つまり、天狗は参拝者を守り、導いてくれる存在なのです。
▼ 天狗信仰の背景をもっと深く知りたい方は、天狗信仰 解説をご覧ください。
大天狗と小天狗の違い
境内で目にする天狗には、主に二つの姿があります。
大本堂前の天狗像は特に有名ですが、参道沿いの天狗の腰掛杉や、各所に点在する天狗の石像など、境内を歩きながら天狗を探す「天狗ウォッチング」も楽しいですよ!
天狗をモチーフにしたお守りとグッズ
天狗の団扇やうちわ型のお守りは、薬王院ならではの人気アイテム。特に「除災開運守」は天狗をデザインしたお守りで、開運と厄除けのご利益があるとされています。参道沿いのお土産屋さんでは天狗グッズも豊富に揃っているので、旅の記念にもぴったりです。
御朱印・お守り・御護摩修行ガイド
薬王院を訪れたら、ぜひ手にしたい御朱印とお守り。ここでは、種類や授与場所、御護摩修行の参加方法を具体的にご案内します。
御朱印の種類ともらえる場所

薬王院では、複数の御朱印を拝受することができます。代表的なものは、ご本尊「飯縄大権現」の御朱印。力強い筆致と飯縄大権現の印が捺された美しい御朱印は、参拝の記念にぴったりです。
御朱印は、四天王門をくぐってすぐの「御護摩受付所」にて授与されています。受付時間は8:30頃〜16:00頃が目安ですが、季節や混雑状況により変動しますので、余裕を持って訪れることをおすすめします。
また、薬王院オリジナルの御朱印帳も販売されており、天狗や境内の風景がデザインされたものが人気です。季節限定の特別御朱印が用意されることもあるため、何度訪れても新しい出会いがあります。
▶ 御朱印の全種類と受付の詳細は、高尾山御朱印巡り完全攻略で画像付きで紹介しています。
人気のお守りベスト5

薬王院では多種多様なお守りが授与されています。中でも人気の高いものをご紹介します。
| 順位 | お守り | ご利益 |
|---|---|---|
| 1 | 除災開運守(天狗モチーフ) | 災い除け・開運 |
| 2 | かなうわ守 | 願望成就 |
| 3 | 交通安全守 | 交通安全 |
| 4 | 学業成就守 | 学業・試験合格 |
| 5 | 縁結び守 | 良縁祈願 |
▶ お守りの全種類とご利益の詳しい解説は、高尾山薬王院のお守り完全ガイドをご覧ください。
御護摩修行に参加する方法とスケジュール
薬王院の御護摩修行は、申し込めば一般の方も参加(参列)できます。大本堂の中で行われる修行は約30分間。燃え盛る御護摩の炎と、太鼓・読経の響きに包まれる体験は、日常では味わえない特別なものです。
参加方法:
事前予約は不要で、修行時間に合わせて受付に向かえばOKです。ただし、団体参拝と重なる場合は混雑することがあるため、時間に余裕を持って訪れると安心です。
精進料理と参道グルメ
薬王院の楽しみは参拝だけではありません。精進料理や参道沿いのグルメも、訪れる方の心とお腹を満たしてくれます。

精進料理の予約方法と料金
薬王院では、境内の大本坊にて本格的な精進料理をいただくことができます。動物性食品を一切使わず、旬の野菜や山菜を活かした味わいは、心と体を優しく整えてくれます。
代表的なメニューには「高尾膳」と「天狗膳」があり、一品一品丁寧に仕上げられた美しい盛り付けが特徴です。
- 完全予約制(電話予約のみ)
- 代表電話番号:042-661-1115(受付時間 9時〜16時)
- 週末や行事と重なる日は早めの予約がおすすめ
※料理内容や料金は季節によって変わることがあります。詳細は予約時にご確認ください。
▼ メニューの詳細や体験レポートは、高尾山薬王院 精進料理 完全ガイドをご覧ください。
参道沿いの立ち寄りスポット(権現茶屋など)

精進料理の予約までは…という方も、参道沿いの茶屋で高尾山グルメを楽しめます。
特におすすめなのが「権現茶屋」の黒ごまだんご。香ばしい黒ごまの風味ともちもちの食感が絶品で、参拝後のひとときにぴったりです。
ケーブルカー高尾山駅周辺にも飲食店が充実しています。名物の「天狗焼き」(黒豆あんの回転焼き)は、高尾山スミカで購入できる人気スイーツ。行列ができることもあるので、見かけたらぜひ!
季節ごとのおすすめ時期と行事
高尾山薬王院は、四季を通じてまったく異なる表情を見せてくれます。行事やイベントも多彩で、何度訪れても新しい発見があります。
春〜夏のベストシーズン
春は桜と新緑が美しい季節。4月の第3日曜日に行われる「春季大祭」では、境内で盛大な法要や練り歩きが行われます。また、春は気候も穏やかで、初めての参拝には最も適した時期と言えるでしょう。
夏は修行の季節。琵琶滝や蛇滝での水行(滝行)が盛んに行われ、一般参加も可能です。山中の涼しい環境の中で、日常では味わえない修行体験ができます。
秋の紅葉と秋季大祭
秋は高尾山が最も賑わう季節です。11月中旬から12月初旬にかけての紅葉シーズンは、境内や参道が赤や黄に染まり、息をのむ美しさ。10月17日に行われる「秋季大祭」も見応えがあります。
ただし、紅葉の時期は混雑が激しくなるため、平日の早朝がおすすめです。
冬の初詣・節分会・火渡り祭

冬は伝統行事が目白押し。
- 1月1日「迎光祭」── 初日の出を拝みながら新年の祈願
- 2月3日「節分会」── 「鬼は外」ではなく「福は内」のみを唱える独特の豆まき。著名人が参加することもあり人気
- 3月第2日曜日「火渡り祭」── 護摩壇の火を鎮めた後、参拝者が炭火の上を素足で渡る勇壮な祭り。一般参加も可能
▶ 各行事の詳細なスケジュールや参加方法については、それぞれのリンク先記事で詳しく解説しています。また、年間行事の全体像は薬王院公式HP 年間行事カレンダーでも確認できます。
初めての薬王院 参拝Q&A

初めて薬王院を訪れる方からよくいただく質問をまとめました。
拝観料はかかる?
境内への入場は無料です。大本堂や本社、奥之院などすべて自由に参拝できます。ただし、御護摩修行への参加(ご志納)、精進料理、御朱印・お守りの授与にはそれぞれ費用がかかります。
▶ 主な費用の一覧は、薬王院 授与品・ご志納・料金一覧をご確認ください。
参拝にかかる時間は?
目的別の所要時間の目安は以下のとおりです。
| 参拝スタイル | 所要時間(目安) |
|---|---|
| 薬王院のみ(ケーブルカー利用) | 約1.5〜2時間 |
| 薬王院+山頂往復 | 約2.5〜3時間 |
| 薬王院+山頂+精進料理 | 約4〜5時間 |
| 全行程を徒歩(麓から山頂往復) | 約4〜6時間 |
※混雑具合、体力、寄り道の有無によって変動します。
服装の注意点は?
1号路(表参道コース)は全舗装なので、スニーカーでも問題ありません。ただし、以下の点にご注意ください。
- ヒールやサンダルは避ける(階段が多いため転倒リスクあり)
- 季節に応じた上着を持参(山の上は平地より2〜3℃低いことも)
- 雨の日は滑りやすいため、滑り止めのある靴がおすすめ
子連れ・高齢者でも大丈夫?
ケーブルカーを利用すれば、小さなお子様連れや足腰に不安のある方でも無理なく参拝できます。ただし、大本堂から本社・奥之院へ向かう階段はやや急なので、女坂ルートを選ぶのがおすすめです。
ベビーカーでの参拝は、参道の一部に階段があるため難しい区間があります。抱っこ紐の用意があると安心です。
▶ 初心者向けの歩き方については、高尾山 初心者ガイドも参考にしてください。
まとめ|薬王院は何度でも訪れたくなる場所

高尾山薬王院有喜寺は、約1200年にわたって多くの人々の祈りを受け止めてきた、東京近郊屈指の聖地です。
初めて訪れる方にとって、この記事が「どう回ればいいか」「何を見ればいいか」の道しるべになれば幸いです。
この記事のポイントをまとめます:
- 薬王院は真言宗智山派の関東三大本山。読み方は「たかおさんやくおういんゆうきじ」
- 寺院でありながら鳥居がある理由は「神仏習合」の名残
- ケーブルカー+1号路が初心者に最適なアクセスルート
- 参拝順路は「浄心門→神変堂→男坂/女坂→四天王門→大本堂→本社→奥之院」
- 天狗は飯縄大権現に仕える存在で、開運・魔除けのご利益あり
- 御朱印・お守りは御護摩受付所で授与。御護摩修行は申込みで参加可能
- 精進料理は予約制(電話 042-661-1115)
- 拝観料は無料。参拝のみなら約1.5〜2時間が目安
- 四季折々の行事があり、何度でも楽しめる
ぜひ実際に足を運び、1200年の歴史と天狗伝説が息づく薬王院の空気を体感してみてください。きっと、「また来たい」と思える場所になるはずです。
▶ 薬王院の関連記事は薬王院カテゴリページでまとめて読めます。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は高尾山薬王院公式HPをご確認ください。






