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高尾山登山コース おすすめは?難易度別に距離や所要時間・見どころを解説

高尾山の頂上 大見晴台から眺望 コース
高尾山の頂上 大見晴台から眺望

高尾山は、初心者から上級者まで幅広く楽しめる人気の登山スポットです。都心からアクセスが良く、豊かな自然や歴史的な見どころも多いことから、多くの登山者に愛されています。しかし、高尾山登山をより安全かつ快適に楽しむためには、自分に合った登山コースを選ぶことが重要です。

この記事では、高尾山の各コースの特徴や所要時間、難易度を詳しく解説し、一番きついコースや初心者向けのおすすめコースを紹介します。さらに、日帰りで楽しめるモデルコースやスケジュールの立て方についても触れ、服装や装備のポイントも具体的にご案内します。

これから高尾山に登る計画を立てている方にとって、実用的で分かりやすい情報が満載です。ぜひ最後まで読み進めて、自分にぴったりのコースを見つけてください。

記事のポイント
  • 高尾山の登山コースの特徴や違いがわかる
  • 各コースの所要時間や難易度を把握できる
  • 初心者や上級者に合ったコースを選択できる
  • 登山に適した服装や準備方法がわかる

高尾山登山コースの特徴と選び方

  • 高尾山登山コースの所要時間と難易度
  • 初心者におすすめの登山コース
  • 一番きつい高尾山の登山コース
  • 日帰りモデルコースと時間の目安
  • 日帰りスケジュールの立て方

高尾山登山コースの所要時間と難易度

高尾山には初心者から上級者まで楽しめる複数の登山コースが用意されています。それぞれの所要時間と難易度を把握することで、自分に最適なコースを選ぶことが可能です。

高尾山自然研究路コース 一覧表

登山コース別に、距離や時間、難易度や見どころを表にまとめました。

コース名距離 (km)時間トイレ難易度(5段階)見どころ
1号路(表参道コース)3.8上り:100分
下り:80分
5ヶ所★★ケーブルカー、高尾山薬王院、展望台からの景色
2号路(霞台ループコース)0.9一周:60分なし自然
3号路(かつら林コース)2.4上り:60分
下り:50分
なし★★かつら林
4号路(吊り橋コース)1.5一周:50分なし★★吊り橋
5号路(山頂ループコース)0.9一周:30分なし森林浴
6号路(びわ滝コース)3.3上り:100分
下り:80分
2ヶ所(清滝駅、山頂)
★★★沢歩き
稲荷山コース(尾根コース)3.1上り:100分
下り:80分
なし★★★★稲荷山展望台からの景色
高尾山~陣馬山コース(縦走コース)15.3約5時間20分★★★★★高尾山の山頂からの360度の景色

参考:高尾登山電鉄 登山コースのページ

参考:高尾登山電鉄 高尾自然研究路コースマップ

まず、最も気軽に楽しめるのが「1号路(表参道コース)」です。全長3.8kmの舗装された道が特徴で、所要時間は登り約100分、下り約80分。初心者でも安全に登山ができる難易度の低いコースです。

つぎに、少し足を伸ばして自然を満喫したい方には「6号路(びわ滝コース)」が適しています。このコースは清滝駅から始まり、沢沿いの道を進むため、自然の中を歩く心地よさが魅力です。所要時間は登り約100分、下り約80分とやや長めで、未舗装の道が多いため難易度は中程度といえます。

さらに本格的な登山を楽しみたい方には、「稲荷山コース」や「高尾山・陣馬山縦走コース」がおすすめです。「稲荷山コース」は登り約100分、下り約80分で、急な階段やアップダウンが続きます。難易度は高めですが、尾根道からの眺望は素晴らしく、達成感を味わえます。「高尾山・陣馬山縦走コース」は約15.3kmの長距離コースで、所要時間は約5時間20分。複数の山を縦走するこのコースは、登山経験が豊富な方に最適です。

こうして見ると、高尾山の登山コースはそれぞれに特徴があり、自分の体力や目的に合わせて選ぶことが重要です。所要時間や難易度を事前に把握しておくことで、より安全で楽しい登山体験ができるでしょう。

初心者におすすめの登山コース

高尾山で初心者におすすめの登山コースは、舗装された道や所要時間の短いルートを選ぶのがポイントです。体力に自信がない方や登山が初めての方でも安心して楽しめるコースをいくつかご紹介します。

まず、「1号路(表参道コース)」が最も初心者向けです。このコースは清滝駅を起点とし、全長3.8kmの道のりがほぼ舗装されています。道中には複数のトイレや茶屋があるため、休憩しながら無理なく山頂を目指せます。また、ケーブルカーやリフトを併用すれば登山の時間を短縮でき、気軽に高尾山の魅力を楽しむことができます。

次に、「2号路(霞台ループコース)」もおすすめです。このコースは全長約900mと短く、比較的平坦な道が多いため、散策感覚で歩けます。高尾山中腹をぐるりと一周するルートなので、短時間で自然を満喫したい方に最適です。ただし、トイレや休憩施設がないため、出発前の準備は忘れないようにしましょう。

もう一つの選択肢は、「5号路(山頂ループコース)」です。このコースは山頂付近を周遊するルートで、全長約900m、所要時間は約30分。道幅も広く、アップダウンが少ないため、初心者でも安心して楽しめます。また、このルートは全コースと接続しているため、他のコースと組み合わせることで、自分だけの登山プランを作ることも可能です。

初心者が高尾山を楽しむためには、無理のないコースを選び、道中で十分に休憩を取りながら進むことが重要です。適切な装備を用意し、安全に配慮して楽しい登山の時間を過ごしてください。

一番きつい高尾山の登山コース

山麓から山頂までのコースの中で、一番きついとされるのは「稲荷山コース」です(※山頂からのルートを含めると「高尾山・陣馬山縦走コース」が一番きついといわれています)。このコースは高尾山の麓にある清滝駅を起点とし、全長3.1kmをひたすら登るルートで、急な階段や未舗装の山道が続きます。特に登山初心者には体力的な負担が大きく、難易度の高いコースとされています。

稲荷山コースの特徴は、尾根道を進むため展望が良いポイントが多いことです。中でも「稲荷山展望台」は、東京都心を一望できる絶景スポットとして有名です。ただし、この絶景を楽しむためには、急勾配の登り坂を越えなければなりません。また、アップダウンの多いルートのため、膝や足腰に負担がかかる点に注意が必要です。

さらに、このコースは途中にトイレや売店がないため、出発前に水分や軽食を十分に用意しておくことが重要です。天候の悪い日は滑りやすくなるため、登山靴を着用するなど装備にも気を配りましょう。

稲荷山コースはきつい登りが続く分、自然を間近に感じながら進める魅力があります。山頂に到達した際には、達成感とともに素晴らしい景色を堪能することができます。このように、「稲荷山コース」は初心者には挑戦しがいのあるルートであり、登山経験者にとっても十分に楽しめるコースです。挑戦する際は、万全の準備と余裕を持った計画を立てることをお勧めします。

日帰りモデルコース

高尾山は日帰りで楽しむのに最適な山です。時間の目安を考慮したモデルコースを知ることで、効率よく観光と自然を満喫することができます。ここでは初心者から中級者まで楽しめるモデルコースを紹介します。

関連記事:高尾山 日帰りモデルコース|登山初心者にもおすすめの絶景プラン

モデルコース① 1号路と4号路を組み合わせた散策プラン

1号路を登り、4号路を下るルートは初心者におすすめのコースです。1号路では薬王院や名物グルメの「天狗焼」などを楽しみ、山頂に到達した後は、4号路の自然あふれる道と吊り橋「みやま橋」を渡る体験を満喫できます。このプランはケーブルカーやリフトを活用することで体力の負担を軽減しつつ、自然と観光の両方を楽しむことができます。

モデルコース② 6号路と1号路で自然と歴史を楽しむルート

6号路から山頂を目指し、1号路で下山するルートは、沢沿いの自然と薬王院の歴史を味わいたい方におすすめです。6号路は「びわ滝」や清流の音を楽しみながら歩ける涼しげなコースで、森林浴を満喫できます。山頂での景色を楽しんだ後、1号路を散策しながらケーブルカーで下山すれば、観光スポットもカバーできる充実のプランです。

モデルコース③ 稲荷山コースで登山体験を楽しむプラン

少し本格的な登山を体験したい場合は、稲荷山コースを登って山頂に到達し、1号路を利用して下山するプランがおすすめです。稲荷山コースは急な階段や尾根道が続くため登山らしさを感じられます。また、途中にある展望台では東京都心を一望できる絶景が待っています。体力に自信がある方にぴったりのコースです。

これらのモデルコースは、それぞれの所要時間や特徴に応じて選べるため、自分のスケジュールや体力に合わせて計画が立てやすいです。さらに、どのコースも日帰りで十分楽しむことができるので、気軽に高尾山の魅力を満喫してください。

日帰りスケジュールの立て方

高尾山を日帰りで楽しむためには、スケジュールを効率的に立てることが重要です。ここでは、初心者から中級者まで対応できるシンプルなスケジュール例とポイントをご紹介します。

スタートは早朝がおすすめ

高尾山は人気の登山スポットであるため、午前中の早い時間に出発することで混雑を避けられます。例えば、高尾山口駅に午前8時から9時までに到着すると、余裕を持って登山を始められます。早朝の時間帯は気温も低めで、歩きやすい環境です。

ルート選びに合わせた計画

コースによって所要時間が異なるため、スケジュールを組む際には選ぶルートが鍵になります。例えば、初心者向けの1号路を利用する場合は、登り約100分、下り約80分が目安です。一方で、自然を楽しみたい場合は6号路(登り約100分)を選ぶのも良いでしょう。下山ルートを1号路やケーブルカーにすれば体力の節約も可能です。

山頂でのランチタイムを設定

山頂には広々としたスペースやベンチがあり、東京や富士山を眺めながら食事を楽しむことができます。午前中に山頂へ到着するスケジュールを立てれば、12時前後に景色を楽しみながらランチを取ることができます。軽食を持参するか、山頂や途中の茶屋で食べる計画を立てましょう。

下山後の観光やリラックスタイム

下山後は高尾山口周辺で観光やリフレッシュの時間を持つのもおすすめです。ケーブルカーの麓には温泉施設があり、登山後の疲れを癒せます。また、高尾山口駅周辺には土産物店やレストランがあるため、地元のグルメを楽しむのも良いでしょう。

天候や体調を考慮した柔軟性

計画通りに進むことが理想ですが、天候や体調によってスケジュールを調整する柔軟性も必要です。山頂や途中のベンチで適度に休憩を取り、水分補給をこまめに行うよう心掛けてください。また、夕方には高尾山口駅に戻れるよう、余裕を持った計画を立てることが大切です。

このように、日帰りスケジュールをしっかりと立てることで、初めての高尾山登山でも充実した時間を過ごせます。無理のない計画で安全に高尾山を楽しみましょう。

高尾山登山コースで楽しむ自然と見どころ

  • 高尾山の自然と観光を楽しめるコース
  • 初心者から上級者までのおすすめコース
  • 隠れた魅力!吊り橋や自然林を巡るコース
  • 季節ごとの見どころを巡るおすすめコース
  • 高尾山登山で気を付ける服装と装備
  • 高尾山登山コースの特徴と選び方 まとめ

高尾山の自然と観光を楽しめるコース

高尾山では豊かな自然と観光を同時に楽しめるコースがいくつも用意されています。それぞれに特徴があるため、自分の目的や体力に合わせて選ぶと良いでしょう。

1号路(表参道コース):観光スポットを巡りながら登れる定番ルート

1号路は高尾山のメインルートで、観光と自然をバランス良く楽しめる初心者向けコースです。道中には「薬王院」や「たこ杉」といった歴史的・文化的な見どころが多く、自然の中を歩きながら観光を満喫できます。さらに、茶屋やトイレも複数あるため、安心してゆっくりと登れるのが魅力です。

1号路にある百八階段(男坂)

4号路(吊り橋コース):自然の中でスリルを楽しむコース

自然の美しさを満喫しながら少しスリリングな体験をしたいなら、4号路がおすすめです。このコースの最大の見どころは「みやま橋」と呼ばれる吊り橋です。全長36mの橋から見る景色は美しく、橋の揺れがちょっとした冒険気分を味わわせてくれます。コース全体に緑があふれており、特に新緑や紅葉の季節は絶景を楽しめます。

6号路(びわ滝コース):水と緑に癒される自然派コース

沢沿いの道を進む6号路は、高尾山の自然を肌で感じたい方にぴったりです。このコースでは「びわ滝」や小さな沢のせせらぎを楽しみながら登ることができ、マイナスイオンをたっぷり浴びられるのが特徴です。険しい道もありますが、登山らしい雰囲気を味わえるコースとして人気があります。

5号路(山頂ループコース):山頂周辺の自然を手軽に満喫

5号路は山頂付近を周遊する短いコースで、全長約900m、所要時間は約30分です。このコースでは、高尾山の南北両斜面の景色を楽しめるのがポイントです。また、「江川杉」と呼ばれる高尾山最古の人工林も見どころの一つで、短時間で自然の魅力を感じたい方におすすめです。

稲荷山コース:尾根道からの眺望が魅力

自然の美しさと眺望を楽しみたい方には、稲荷山コースもおすすめです。このコースは尾根道を進むため、途中に展望台があり、東京都心を一望できる絶景ポイントがあります。道中には急な登りもありますが、登山らしい達成感とともに自然を楽しめるコースです。

稲荷山コースからの眺望
稲荷山コースからの眺望

高尾山の各コースは、それぞれが持つ魅力で訪れる人々を楽しませてくれます。観光と自然の両方を満喫できるコースを選び、自分に合ったプランで高尾山を堪能してください。

初心者から上級者までのおすすめコース

高尾山には、初心者から上級者までそれぞれのレベルに合わせたコースが揃っています。それぞれの特徴を知り、自分に合ったコースを選ぶことで、安全かつ充実した登山を楽しむことができます。

初心者におすすめのコース:1号路(表参道コース)

初心者には、舗装された道が特徴の「1号路(表参道コース)」が最適です。このコースは全長3.8kmで、所要時間は登り約100分、下り約80分です。道中には薬王院やたこ杉など、観光スポットが豊富で、初めての登山でも飽きることなく進めます。茶屋やトイレも多いため、安心して歩ける点が初心者に人気の理由です。

十一丁目茶屋周辺からの眺望
十一丁目茶屋周辺からの眺望

中級者におすすめのコース:6号路(びわ滝コース)

中級者には「6号路(びわ滝コース)」がおすすめです。沢沿いのルートを進むため、自然の中を歩く爽快感が楽しめます。全長3.3kmで、登り約100分、下り約80分と適度な距離ですが、未舗装の道や飛び石を渡る場面があるため、登山らしい体験ができます。途中で琵琶滝や岩屋大師などの見どころも楽しめる、自然派にぴったりのコースです。

上級者におすすめのコース:稲荷山コース

登山経験者や体力に自信がある方には、「稲荷山コース」がおすすめです。このコースは急な階段やアップダウンの多い尾根道を含む全長3.1kmで、登り約100分、下り約80分とやや難易度が高めです。しかし、尾根道からの絶景や山頂手前の展望台からの眺望は、一見の価値があります。登山の達成感を味わいたい方に最適なコースです。

チャレンジしたい上級者向けコース:4号路(吊り橋コース)

上級者向けとしてさらに挑戦的なコースを探している場合は、「4号路(吊り橋コース)」も選択肢に入ります。全長1.5kmと距離は短めですが、道幅が狭い未舗装の道や階段が多く、足元に注意が必要です。特に、高尾山唯一の吊り橋「みやま橋」はスリル満点で、冒険心をくすぐります。

全レベル対応のルート:5号路(山頂ループコース)

全レベルの登山者に対応できるコースとして「5号路」があります。山頂付近をぐるりと一周する全長約900mのコースで、所要時間は約30分。高低差が少なく、初心者でも気軽に自然を楽しむことができます。また、途中で「江川杉」といった歴史的な見どころもあり、短時間で高尾山の魅力を堪能できます。

高尾山は、初心者向けの舗装道から上級者向けの本格的な登山道まで幅広いコースが用意されています。それぞれの体力や目的に合わせてコースを選び、登山の楽しさを存分に味わってください。

隠れた魅力!吊り橋や自然林を巡るコース

高尾山には、隠れた魅力が詰まった吊り橋や自然林を楽しめるルートがいくつかあります。自然を間近に感じながら、少し冒険心をくすぐるコースを選ぶことで、特別な体験をすることができます。

吊り橋を渡れる4号路(吊り橋コース)

高尾山で唯一吊り橋を渡れるのが4号路です。このコースの目玉である「みやま橋」は、全長36mの吊り橋で、木々に囲まれた緑豊かな景色の中にあります。橋を渡るときのわずかな揺れがスリルを生み、子どもから大人まで楽しめるスポットです。特に新緑や紅葉の季節には、周囲の自然が色鮮やかに輝き、写真撮影にもぴったりです。

このコースは全長約1.5kmで、登り約50分、下り約40分が目安です。険しい部分もありますが、程よい冒険感を味わいたい方に最適なコースです。

自然林が広がる3号路(かつら林コース)

静けさと緑豊かな自然林を楽しむなら3号路がぴったりです。このコースは、1号路の途中にある「浄心門」から山頂へ向かう道で、比較的人通りが少ないため、静かに自然を楽しみたい方におすすめです。

特に山頂付近に広がる「かつら林」は、このコースの象徴ともいえるスポットです。秋には紅葉が美しく、落ち葉が地面を彩り、香りまで楽しむことができます。全長約2.4km、登り約60分、下り約50分と程よい距離感で、自然観察やリフレッシュに最適なルートです。

冒険心をくすぐる未舗装道

吊り橋や自然林を含むこれらのコースは、舗装されていない道が多いため、登山靴や運動靴を履くことをおすすめします。足元に気をつけながら歩くことで、自然そのものを肌で感じられる点も魅力の一つです。

季節ごとの魅力を楽しむ

これらのコースは、季節によって異なる表情を見せます。春は新緑、夏は涼やかな木陰、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と四季折々の風景が楽しめます。その時期ならではの植物や景観を探しながら歩くと、より充実した時間を過ごせるでしょう。

隠れた魅力を持つ4号路と3号路は、自然に囲まれた環境の中で心地よい冒険と癒しを提供してくれるコースです。初心者から中級者まで楽しめるため、ぜひ訪れてその魅力を体験してください。

季節ごとの見どころを巡るおすすめコース

高尾山は四季折々の自然が楽しめる山として知られています。それぞれの季節に見どころが異なるため、時期に合わせたおすすめコースを選ぶことで、最大限にその魅力を堪能できます。

春:桜と新緑が楽しめる「1号路」

春には、桜や新緑の景色が楽しめる「1号路(表参道コース)」がおすすめです。登山道沿いには桜の木が点在しており、満開の時期には花びらのアーチの中を歩いているような気分を味わえます。また、途中にある薬王院では季節の花々が美しく咲き誇り、写真スポットとしても人気です。舗装された道が多いため、気軽に歩けるのも春にぴったりのポイントです。

1号路近くの紅葉
1号路入口近くの紅葉(2024年秋撮影)

夏:涼しさを求めるなら「6号路」

夏は涼しい沢沿いの道を進む「6号路(びわ滝コース)」がおすすめです。木々の間を流れる沢の音と、豊かな緑に包まれるルートは、暑さを忘れる涼やかな時間を提供してくれます。特に「びわ滝」は、涼しさを感じられる絶好のスポットで、夏ならではの高尾山を体験できます。水場の多い道なので、滑りにくい靴を用意すると安心です。

秋:紅葉が美しい「4号路」や「3号路」

紅葉を楽しむなら、「4号路(吊り橋コース)」と「3号路(かつら林コース)」が最適です。「4号路」では、紅葉に包まれた吊り橋「みやま橋」が見どころで、紅葉と吊り橋のコントラストが絶景を生み出します。一方、「3号路」では山頂付近の「かつら林」が秋色に染まり、落ち葉の甘い香りが登山を一層楽しいものにします。紅葉シーズンは混雑することが多いので、早朝の出発がおすすめです。

冬:澄んだ空気と展望を楽しむ「稲荷山コース」

冬は空気が澄んで視界が開けるため、「稲荷山コース」の尾根道からの眺望が格別です。この時期には富士山が綺麗に見える日が多く、稲荷山の展望台からの景色は登山の疲れを忘れさせてくれるでしょう。また、冬特有の静けさの中、凛とした自然を感じられるのもこの季節ならではの魅力です。防寒対策をしっかりとして臨みましょう。

季節を問わず楽しめる「5号路」

どの季節にも適しているのが「5号路(山頂ループコース)」です。山頂を周遊する短いルートで、四季折々の植物や景色を楽しむことができます。特に短時間で高尾山の自然を体験したい方におすすめです。

季節に合わせておすすめルートを選ぶことで、高尾山の魅力を最大限に味わえます。それぞれの季節の見どころを堪能し、思い出深い登山を楽しんでください。

高尾山登山で気を付ける服装と装備

高尾山は初心者から上級者まで幅広く楽しめる登山スポットですが、快適で安全な登山を実現するためには、服装と装備の準備が欠かせません。各コースの特徴や季節に応じて適切な選択をすることで、登山体験がより快適なものになります。ここでは、服装や装備の具体的なポイントを整理してご紹介します。

関連記事:高尾山の服装をユニクロで!揃えるポイントと選び方

動きやすさと速乾性を重視した服装

登山では、まず動きやすさと汗の乾きやすさが重要です。登山中は体温が上がりやすく汗をかきやすいため、速乾性の高いシャツやパンツを選ぶと快適です。また、春や秋など気温の変化が大きい季節には、薄手のジャケットやフリースを携帯し、重ね着で体温調節を行うのがおすすめです。冬場は特に防寒対策が必要で、保温性の高いインナーや防風ジャケット、手袋などを用意しましょう。一方、夏場は涼しい服装が基本ですが、日焼け対策として帽子やサングラスを用意し、軽量のレインジャケットを持参することで急な雨にも対応できます。

コースに合わせた靴の選び方

高尾山の登山コースは多様であり、靴選びも重要なポイントとなります。1号路や2号路のような舗装されたコースであればスニーカーでも十分ですが、6号路や稲荷山コースといった未舗装で起伏の多いルートでは、足をしっかりサポートできる登山靴が必要です。滑りやすい箇所や急な坂道が多い場合、グリップ力の高い靴を選ぶことで安全性が向上します。また、靴が合わないと足が痛くなり疲労が蓄積しやすいため、事前に試し履きをしてフィット感を確認することも大切です。

季節ごとの注意点と装備

季節に応じた装備の準備も欠かせません。春や秋は気温差が大きいため、薄手のインナーやウインドブレーカーが役立ちます。夏場は熱中症対策として、こまめな水分補給を心掛けるとともに、日除けアイテムを活用しましょう。冬は山頂の気温が特に低くなるため、防寒性の高い服装に加え、アイゼン(軽い滑り止め)を持参すると、凍結した道を安全に歩けます。

必携品:水分、軽食、緊急時のアイテム

高尾山の登山では、こまめな水分補給とエネルギー補給が重要です。特に夏場は熱中症を予防するために水やスポーツドリンクを多めに持参し、軽食や行動食(ナッツ、チョコレート、エナジーバーなど)を用意しておくと便利です。また、登山中の安全性を高めるため、タオルや地図、モバイルバッテリーを持参し、緊急時に備えた装備も整えておきましょう。

天候の変化への対応と小物類

高尾山は標高599mと比較的低い山ですが、天候が急に変わる場合もあります。そのため、天気予報を確認したうえで、必要に応じて装備を追加してください。軽量のレインジャケットや懐中電灯、ヘッドランプなど、急な雨や日没後に対応できるアイテムを用意しておくと安心です。また、季節によっては虫除けスプレーや日焼け止めも役立ちます。

快適で安全な登山のために

高尾山登山を安全かつ快適に楽しむためには、服装と装備の準備が登山全体の質を左右します。コースや季節の特性を考慮して適切な準備を整えれば、初心者でも安心して自然を満喫できます。準備の段階から計画を立てて、思い出に残る登山をお楽しみください。

高尾山登山コースの特徴と選び方 まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 高尾山には初心者から上級者まで楽しめる多様なコースがある
  • 初心者は舗装されている1号路がおすすめ
  • 中級者には沢沿いを歩く6号路が人気
  • 上級者は稲荷山コースで本格的な登山が楽しめる
  • 高尾山・陣馬山縦走コースは長距離で上級者向け
  • 吊り橋を楽しめる4号路はスリル満点のコース
  • 山頂付近を一周する5号路は短時間で自然を満喫できる
  • 季節ごとに異なる景色を楽しめるコースが豊富
  • 春は1号路で桜と新緑を楽しむのが最適
  • 夏は涼しい6号路で沢沿いを歩くのがおすすめ
  • 秋は4号路や3号路で紅葉が見どころ
  • 冬は稲荷山コースで澄んだ空気と展望を満喫できる
  • 登山時には速乾性と動きやすさを重視した服装が重要
  • 靴はコースの難易度に合わせて選ぶべき
  • 天候の変化に対応できる装備を準備することが必要
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