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本社(飯縄権現堂)

本社 薬王院
本社

高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)は、東京都八王子市に位置する霊山・高尾山の中腹にある寺院で、真言宗智山派の大本山です。その正式名称は「高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういんうきじ)」で、関東三大本山の一つとして知られています。

本社は薬王院の中心的な存在であり、参拝者にとって重要なスポットです。本記事では、高尾山薬王院の本社について詳しく解説します。

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本社の歴史と背景

薬王院は、天平16年(744年)に聖武天皇の勅令により、行基菩薩によって開山されました。創建当初は薬師如来を本尊としていましたが、現在の本尊は不動明王の化身である「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」です。この寺院は、山岳信仰や修験道の中心地としても知られ、天狗信仰が深く根付いています。

本社の構造と見どころ

朱塗りの鳥居と本社の入口

本社へ向かう道の途中には、鮮やかな朱塗りの鳥居が立っています。この鳥居をくぐると、薬王院の中心である本社が見えてきます。本社の正式名称は「飯縄権現堂(いづなごんげんどう)」で、境内の中心的な建物です。

極彩色の彫刻

本社の建物には、極彩色の彫刻が施されており、その華麗さは訪れる人々を魅了します。彫刻には、飯縄大権現や弁才天などの神仏が描かれており、神仏習合の歴史を感じさせます。

天狗の像

本社周辺には、天狗をモチーフにした像やオブジェが数多く配置されています。天狗は飯縄大権現の眷属(従者)とされ、災厄消除や招福の象徴として信仰されています。

本社と大天狗
本社と大天狗

御護摩修行

本社では、護摩焚き修行が行われています。護摩焚きは、願い事を祈願するための儀式で、多くの参拝者が参加します。護摩札やお守りも本社で授与されています。

参拝の流れ

  1. 山門を通過
    山門をくぐると、四天王像が出迎えます。これらの像は境内を守護する役割を持っています[9]。
  2. 本堂での参拝
    本堂で手を合わせ、願い事を祈ります。本堂には大天狗と小天狗の面が掲げられており、迫力ある雰囲気を醸し出しています。
  3. 本社への参拝
    本堂の左手にある階段を登ると、本社に到着します。本社では、飯縄大権現に祈願を捧げることができます。
  4. お守りや御朱印の授与
    本社周辺では、オリジナルの御朱印帳やお守りが販売されています。特に天狗をモチーフにした御朱印帳は人気です。

アクセス情報

高尾登山電鉄 電車でのアクセスマップ
画像引用:高尾登山電鉄

高尾山薬王院へは、京王線「高尾山口駅」から徒歩またはケーブルカーを利用してアクセスできます。ケーブルカーを利用すると、山の中腹まで短時間で到達でき、そこから本社までは徒歩で向かいます。

まとめ

高尾山薬王院の本社は、歴史的・文化的な価値が高く、訪れる人々に深い感動を与える場所です。朱塗りの鳥居や極彩色の彫刻、天狗の像など、見どころが満載で、山岳信仰や修験道の歴史を体感することができます。ぜひ一度訪れて、その魅力を直接感じてみてください

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