高尾山は、東京都心からアクセスしやすい標高599mの山で、年間250万人以上が訪れる人気の観光地です。その中でも「1号路」は初心者向けの舗装されたメインルートとして知られていますが、1号路の途中にある「金毘羅台(こんぴらだい)」は、比較的知られていない穴場スポットです。
この記事では、金毘羅台の魅力やアクセス方法、楽しみ方を詳しく解説します。
金毘羅台とは
金毘羅台は、高尾山の1号路から少し外れた場所にある展望台です。標高約370mの地点に位置し、都心方面の景色を一望できる絶景スポットとして知られています。ここは、かつて高尾山の主要な登山ルートの一部だった「金毘羅台コース」の一部でもあります。
金毘羅台の特徴
- 展望の良さ: 天気が良い日には、新宿の高層ビル群や遠くの山々を眺めることができます。
- 静かな環境: 1号路のメインルートから少し外れているため、訪れる人が少なく、静かに過ごせます。
- 休憩スポット: ベンチやテーブルが設置されており、軽食を取ったり、景色を楽しみながら休憩するのに最適です。
金毘羅台へのアクセス
金毘羅台は、1号路を歩く途中で立ち寄ることができます。また、金毘羅台コースを利用して直接アクセスすることも可能です。
1号路からのアクセス
1号路を登る途中、「ケーブルカー高尾山駅」の少し手前に金毘羅台への分岐点があります。案内標識があるため迷うことはありません。分岐点から金毘羅台までは徒歩約5分程度で到着します。
金毘羅台コースからのアクセス
金毘羅台コースは、JR高尾駅または京王線高尾山口駅の中間地点にある「落合」信号からスタートします。このコースは全長約1.1kmで、ゆるやかな傾斜が続くため初心者でも安心して歩けます。金毘羅台コースは、かつて高尾山の主要ルートだった歴史ある道で、現在は静かなトレイルとして人気です。
金毘羅台の楽しみ方
1. 絶景を楽しむ
金毘羅台からは、都心方面の景色を一望できます。特に夕方には美しい夕焼けが見られることもあり、写真撮影にもおすすめです。
2. 静かな時間を過ごす
1号路の賑やかさから少し離れた場所にあるため、静かに自然を楽しみたい方にぴったりです。鳥のさえずりや風の音を聞きながらリラックスできます。
3. 歴史を感じる
金毘羅台コースは、江戸時代には高尾山のメインルートとして使われていた歴史ある道です。現在ではあまり利用者が多くないため、昔ながらの雰囲気を味わうことができます。
注意点
- アクセスの確認: 金毘羅台コースは比較的整備されていますが、雨の日や悪天候時は滑りやすい箇所があるため注意が必要です。
- 装備: 金毘羅台コースを利用する場合は、歩きやすい靴や軽い登山装備を準備しましょう。
- 混雑状況: 金毘羅台自体は比較的空いていますが、1号路は観光客が多いため、早朝や平日の訪問がおすすめです。
まとめ
金毘羅台は、高尾山の1号路を歩く中で立ち寄れる静かな展望スポットです。初心者でも気軽にアクセスできる一方で、都心の喧騒を忘れさせてくれる自然豊かな場所でもあります。1号路の賑やかさに疲れたら、ぜひ金毘羅台で一息ついてみてはいかがでしょうか。