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高尾599ミュージアム 完全ガイド|入館無料の展示・カフェ・ショップとアクセス

高尾599ミュージアム

高尾599ミュージアムは入館無料・年中無休で、京王線「高尾山口駅」から徒歩約4分の自然史ミュージアムです。開館時間は4〜11月が8:00〜17:00(最終入館16:30)、12〜3月が8:00〜16:00(最終入館15:30)。標高599mの高尾山にちなんだ施設名で、約1,600種の植物・約5,000種の昆虫を封じ込めたアクリル封入標本や、剥製と映像が連動する大型プロジェクションマッピング「NATURE WALL」を無料で体感できます。

運営は八王子市(市営)で、2015年8月11日に開館しました。本記事では、施設の基本情報・アクセス・見どころ・建築デザイン・カフェ&ショップまでを、公式情報と実地取材にもとづいてまとめます。各展示エリアの詳細記事へもここから移動できます。

高尾599ミュージアムとは(コンセプトと位置づけ)

高尾599ミュージアムは、高尾山の自然・歴史・文化を「観光・学習・交流」の3つの視点で紹介する、八王子市営の自然史ミュージアムです。施設名の「599」は高尾山の標高599mに由来します。2015年8月11日に開館し、入館無料で誰でも気軽に立ち寄れる「高尾山の好奇心の入口」として位置づけられています。

高尾599ミュージアム GARDEN入口
599 GARDEN

高尾山は都心から近い立地ながら、約1,600種もの植物が生息し、これはイギリス全土で自生する植物種数に匹敵するほどの多様性です。昆虫も約5,000種が確認され、日本三大昆虫生息地の一つに数えられます。高尾599ミュージアムは、この豊かな生態系を実物標本と映像技術で次世代に伝える役割を担っています。

「観光」では高尾山を訪れる人の最初の立ち寄り先として、「学習」では子どもから大人まで楽しめる自然教育の場として、「交流」では地域とのつながりを育む拠点として機能します。登山の前に立ち寄れば高尾山の自然への理解が深まり、下山後に訪れれば一日の体験を振り返る場にもなります。入館無料で気軽に立ち寄れるため、登山客から家族連れ、観光客まで幅広い層に親しまれています。

施設の基本情報

入館料は無料、年中無休(メンテナンス等で臨時休館あり)です。開館時間は4〜11月が8:00〜17:00(最終入館16:30)、12〜3月が8:00〜16:00(最終入館15:30)。所在地は東京都八王子市高尾町2435-3、運営は八王子市(市営)です。

高尾599ミュージアム 入口(北側)
高尾599ミュージアム 入口(南側)
項目詳細
施設名称高尾599ミュージアム(タカオゴーキューキューミュージアム)
所在地〒193-0844 東京都八王子市高尾町2435-3
電話番号042-665-6688
運営八王子市(市営)
開館2015年8月11日
開館時間4月〜11月:8:00〜17:00(最終入館16:30)
12月〜3月:8:00〜16:00(最終入館15:30)
休館日年中無休(メンテナンス等で臨時休館あり)
入館料無料

イベントや特別展の開催状況によって時間が変わる場合があるため、最新情報は高尾599ミュージアム公式サイトでご確認ください。

アクセス・駐車場

京王線「高尾山口駅」から徒歩約4分、車なら圏央道・高尾山ICより約2分です。ただし施設に駐車場はないため、車利用の場合は近隣の駐車場を利用します。電車でのアクセスが最もスムーズです。

高尾山口駅
高尾山への入口「高尾山口駅」
  • 電車:京王線「高尾山口駅」から徒歩約4分。駅から高尾山方面(参道側)へ進んだ先にあります。
  • :圏央道・高尾山ICより約2分。施設に駐車場はないため近隣駐車場を利用します。
市営高尾山麓駐車場
市営高尾山麓駐車場 全景

高尾山口駅からの行き方や駅周辺の設備は高尾山口駅の完全ガイド、近隣の駐車場の料金や混雑状況は高尾山口駅周辺の駐車場ガイドで詳しく解説しています。

見どころ・展示内容

見どころは「アクリル封入標本」「NATURE WALL(プロジェクションマッピング)」「PLAY MOUNTAIN」「599 GARDEN・じゃぶじゃぶ池」の4つです。実物標本とデジタル映像を組み合わせ、高尾山の生物多様性を五感で学べるのが最大の特徴です。

アクリル封入標本(NATURE COLLECTION)

高尾山に生息する植物約1,600種・昆虫約5,000種を象徴する標本群が、透明なアクリル樹脂に封じ込められて展示されています。館内には複数の展示台が整然と並び、草花や昆虫が採取されたばかりのような鮮やかさで保存されています。四季折々の自然美と高尾山の生物多様性を、間近でじっくり観察できます。

これらの標本には、2004年に閉館した東京都高尾自然科学博物館から引き継がれたものも含まれ、地域の自然史研究の連続性を担保しています。標本は採取地や季節がわかるよう整理されており、図鑑では伝わりにくい実物のサイズ感や色合いを間近で確認できるのが魅力です。後述するNATURE WALLの映像と連動して配置されているため、標本(静)と映像(動)の両方から高尾山の自然を立体的に理解できます。展示の詳細はNATURE COLLECTIONで紹介しています。

NATURE WALL(プロジェクションマッピング)

NATURE WALLは、幅約16m×高さ約3.5mの大壁面に23体の剥製を配置し、複数台のプロジェクターで四季の映像を投影する高尾599ミュージアムの目玉展示です。実物の剥製と映像技術を融合させることで、静止した標本だけでは伝わらない生態系の「動き」や「季節の移ろい」を体感でき、単なるデジタル展示とは一線を画す没入感が生まれます。

NATURE WALL
NATURE WALL

上映作品は「高尾をめぐる 〜高尾がつむぐ めぐる命のものがたり〜」。映像制作は映像WOW社の柴田大平ディレクターが担当し、高尾山の四季折々の自然環境を精密に再現しています。映像に合わせた音楽は作曲家の阿部海太郎氏が手掛け、視覚と聴覚の両面から来館者の没入感を高めています。空間全体のディレクションは日本デザインセンターの大黒大悟氏が担当し、剥製などの物理的な展示物と映像が調和するよう設計されています。

アクリル封入された標本は光の反射を考慮した角度で配置され、NATURE WALLの映像と連動することで、「静」と「動」の両面から高尾山の自然を理解できる工夫がなされています。上映は定期的に行われ、特定の季節やイベント期間には特別バージョンが上映されることもあります。

NATURE WALL
NATURE WALL

▼ プロジェクションマッピング作品「高尾をめぐる 〜高尾がつむぐ めぐる命のものがたり〜」

動画引用:WOW inc.Tokyo/展示エリアの詳細はNATURE WALLで紹介しています。

PLAY MOUNTAIN(キッズスペース)

館内には、小さな子どもが安全に遊べるキッズスペース「PLAY MOUNTAIN」があります。高尾山の起伏を再現した遊び場で、子どもは山登りの雰囲気を楽しみながら体を動かせます。展示の合間の休憩スポットとしても便利です。詳しくはPLAY MOUNTAINをご覧ください。

PLAY MOUNTAIN
PLAY MOUNTAIN

599 GARDEN・じゃぶじゃぶ池

施設の外には芝生広場「599 GARDEN」が広がり、夏季には子どもが水遊びを楽しめる「じゃぶじゃぶ池」が登場します。自然の中で水と触れ合える人気スポットで、夏は多くの家族連れで賑わいます。芝生でくつろぎながら高尾の自然を眺められる開放的なエリアです。詳しくは599 GARDENで紹介しています。

じゃぶじゃぶ池
じゃぶじゃぶ池
599 GARDEN
599 GARDEN

施設の設計・建築・デザイン

高尾599ミュージアムは東畑建築事務所が設計し、空間ディレクションを大黒大悟氏が手掛けた施設で、2016年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞しています。高尾山参道の景観に調和する和瓦葺き・下見板張りの伝統的な意匠と、ガラス張りの開放的な現代空間を融合させた建築です。

設計とデザイン

建築設計は東畑建築事務所が担当し、参道の景観に溶け込む和瓦葺きの屋根と下見板張りの外壁を採用しています。内部はガラス張りの壁面を多用し、前庭の緑と一体化した明るくモダンな展示・休憩空間が広がります。室内にいながら外の自然を感じられる設計です。

和瓦葺きの屋根
和瓦葺きの屋根(北側入口)

空間のアートディレクションは日本デザインセンターの大黒大悟氏が担当しました。NATURE WALLの映像制作には柴田大平氏(映像WOW社)、映像音楽には阿部海太郎氏が参加し、視覚と聴覚の両面から高尾山の魅力を伝える工夫が施されています。また、館内には標高「599」を象った大きな石のモニュメントが設置され、ベンチとしても利用できる憩いの場となっています。

599 BENCHI
599 BENCHI

これらのデザインは、2016年度グッドデザイン賞ベスト100に選定されました(受賞者:八王子市)。

▼ 2016年度グッドデザイン・ベスト100 デザイナーズ・プレゼンテーション(大黒大悟氏)

動画引用:GOOD DESIGN AWARD 公式YouTubeチャンネル

599 CAFE & 599 SHOP

館内にはカフェ「599 CAFE」とショップ「599 SHOP」が併設されています。カフェはガラス張りの窓から芝生広場や高尾の自然を眺めながらくつろげる空間で、多摩産材のテーブルと椅子が配置されています。ショップではオリジナルグッズや高尾山関連アイテムを購入できます。

599 CAFE のメニュー

599 CAFE
599 CAFE

サイフォンで淹れる高尾珈琲やフロマージュケーキが看板メニューです。以下は実地取材時(2025年2月)に確認した価格の目安で、変更される場合があるため最新はカフェの掲示をご確認ください。

599 CAFE メニュー
メニュー価格(目安)
高尾珈琲(サイフォン)600円
フロマージュケーキ(単品)400円
フロマージュケーキ(ケーキセット)800円
ソフトクリーム450円
サンデー600円
ワッフル(シングル/ダブル)650円/900円
高尾珈琲とフロマージュケーキのセット
高尾珈琲とフロマージュケーキのセット

フロマージュケーキは八王子の「磯沼ミルクファーム」と洋菓子店「BASEL」のコラボによるチーズケーキで、ふわりとした食感が特徴です。ソフトクリームは「みるくの黄金律」を使った濃厚な味わい、サンデーはベリーやストロベリー、マンゴー、高尾はちみつなど季節で変わるフレーバーが楽しめます。サイフォンで淹れた高尾珈琲とフロマージュケーキの組み合わせは特に人気で、登山後やミュージアム鑑賞の合間のひとときに最適です。営業時間はミュージアムに準じ、開館時間より遅めに始まります(おおむね11:00〜、ラストオーダーは閉館30分前が目安)。カフェの詳細は599 CAFEをご覧ください。

599 SHOP のグッズ

599 SHOP
599 SHOP

599 SHOPでは、ミュージアムのオリジナルグッズや高尾山に関連したアイテムを販売しています。ロゴ入りエコバッグ、ステッカー、多摩産材を使った木製定規など、訪れた記念やお土産にぴったりの商品が揃います。グッズの詳細は599 SHOPで紹介しています。

人気の多摩産材 木製定規
人気の多摩産材 木製定規

イベント・企画展

高尾599ミュージアムでは、ワークショップや季節ごとの企画展が定期的に開催されています。自然素材を使ったクラフト体験や、高尾山の自然・文化をテーマにした企画展など、親子で楽しめるプログラムが中心です。NATURE WALLでは季節やイベントに合わせた特別映像が上映されることもあります。

2025年2月~5月のイベント

ワークショップでは、刺しゅう入りサコッシュ作りやバターナイフ作りなど、親子で参加できるクラフト体験が人気です。企画展では「高尾山に潜む有毒生物たち」や山岳写真展など、高尾山の自然や文化を多角的に切り取ったテーマが取り上げられてきました。開催中のイベントや企画展は時期によって入れ替わります。最新のスケジュールは公式サイトのイベント・企画展ページで随時更新されているため、訪問前にチェックしておくと安心です。

あわせて訪れたい周辺スポット

高尾599ミュージアムは高尾山口駅のすぐ近くにあり、登山やほかの観光スポットとあわせて立ち寄りやすい立地です。見学の前後に組み合わせたいスポットを以下の関連ガイドで詳しく紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 高尾599ミュージアムの入館料はいくらですか?
入館は無料です。特別展やイベントによっては別途料金が発生する場合がありますが、常設展示は誰でも無料で見学できます。

Q. 開館時間と休館日を教えてください。
4〜11月は8:00〜17:00(最終入館16:30)、12〜3月は8:00〜16:00(最終入館15:30)です。年中無休ですが、メンテナンス等で臨時休館する場合があります。

Q. 高尾山口駅からどのくらいの距離ですか?
京王線「高尾山口駅」から徒歩約4分です。圏央道・高尾山ICからは車で約2分の場所にあります。

Q. 駐車場はありますか?
施設専用の駐車場はありません。車で訪れる場合は市営高尾山麓駐車場や京王高尾山温泉極楽湯の駐車場など、近隣駐車場を利用してください。

Q. プロジェクションマッピングはどこで見られますか?
館内の「NATURE WALL」で上映されています。幅約16mの壁面に剥製23体を配置し、複数台のプロジェクターで高尾山の四季を投影する大型展示です。

Q. 子ども連れでも楽しめますか?
はい。キッズスペース「PLAY MOUNTAIN」や夏季の「じゃぶじゃぶ池」があり、家族連れに人気です。入館無料でベビーカーでも利用しやすい施設です。

展示をより深く楽しむなら、館内のデジタルガイド「599 GUIDE|高尾山を深く知るためのデジタルガイド」もあわせてチェックしてみてください。

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