高尾山(東京都八王子市)は、標高599mの山で、都心からのアクセスの良さや豊かな自然、整備された登山道が魅力の観光地です。年間300万人以上が訪れると言われるほど人気があり、初心者から経験者まで楽しめる複数の登山コースが用意されています。
その中でも「高尾山登山道稲荷山コース」は、本格的な登山を楽しみたい方におすすめのルートです。本記事では、稲荷山コースの入口や特徴を詳しく解説します。
稲荷山コースの概要
高尾山登山道稲荷山コースは、高尾山の南側を通る尾根道で、全長3.1kmの登山道です。以下は基本情報です:
- 全長:3.1km
- 所要時間:登り約1時間40分、下り約1時間20分
- 難易度:中級(初心者でも挑戦可能)
- 特徴:
- 高尾山の登山道の中で最も幅が広く、歩きやすい。※舗装路の1号路を除く
- 自然豊かで、人工林や広葉樹林を楽しめる。
- 稲荷山展望台(あずま屋)からの眺望が素晴らしい。
このコースは、舗装されていない自然の登山道で、階段が多く設置されています。登山らしい雰囲気を味わいたい方にぴったりです。
高尾山登山道稲荷山コース入口へのアクセス
稲荷山コースの入口は、京王線「高尾山口駅」から徒歩約10分の場所にあります。以下の手順でアクセスできます:
- 高尾山口駅を出発
改札を出て右に進み、川を左手に見ながら直進します。 - 清滝駅を目指す
ケーブルカー清滝駅を目指して歩きます。清滝駅の左側に稲荷山コースの入口があります。 - 入口の目印
稲荷山コース入口には看板が設置されており、迷うことなく見つけられます。入口からしばらく歩くと「旭稲荷社」という小さな祠もあり、ここで一息つくことができます。
稲荷山コースの見どころ
1. 旭稲荷社
入口から少し進むと「旭稲荷社」が現れます。ここはコース名の由来にもなった場所で、休憩スポットとしても最適です。
2. 稲荷山コース展望台
コースの中間地点(約1.4km地点)には「稲荷山展望台」があります。ここからは都心のビル群やスカイツリーを望むことができ、空気が澄んだ日には筑波山まで見えることもあります。展望台にはベンチが設置されており、多くの登山者がここで休憩を取ります。
3. 自然豊かな尾根道
稲荷山コースは、人工林(スギやヒノキ)と落葉広葉樹(コナラなど)が混在する自然豊かな道です。四季折々の風景を楽しむことができ、特に秋の紅葉シーズンは絶景です。
4. 整備された階段
2023年に改修工事が行われ、登山道全体に木製の階段が設置されました。これにより、より安全で快適に登山を楽しむことができます。
稲荷山コースの魅力
- 本格的な登山体験:舗装されていない自然の登山道で、登山らしい雰囲気を味わえます。
- 静かな環境:観光客が多い1号路に比べて静かで、自然を満喫できます。
- 初心者でも挑戦可能:階段が整備されており、スニーカーでも登れるため、初心者でも安心して挑戦できます。
注意点とアドバイス
- 混雑状況:高尾山は非常に人気が高いため、特に紅葉シーズンや週末は混雑します。早朝に出発するのがおすすめです。
- 服装と装備:滑りにくいトレッキングシューズや動きやすい服装が望ましいです。水分補給用の飲み物も忘れずに持参しましょう。
- トイレ:稲荷山コース入口付近の清滝駅が最後のトイレです。事前に済ませておきましょう。
まとめ
稲荷山コースは、高尾山の中でも本格的な登山を楽しめるルートです。自然豊かな尾根道や展望台からの眺望、整備された階段など、魅力が詰まっています。初心者から経験者まで幅広い層におすすめできるコースです。ぜひ次回の高尾山登山で、稲荷山コースを選んでみてはいかがでしょうか?