高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山です。2007年にフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の三つ星に選ばれて以来、年間約260~300万人もの登山者が訪れる国際的な観光地となっています
世界一ともいわれる登山者数を誇りながら、東京都心から電車で約1時間で行ける手軽さも魅力です。四季折々の自然、パワースポットとして知られる高尾山薬王院、山頂からの富士山を望む絶景など見どころが豊富で、日本人のみならず外国人観光客にも人気があります。
高尾山は都心から西へ約50kmの場所に位置し、アクセス手段も様々です。電車、車、バスなどそれぞれに利点・注意点があります。
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本記事では、2025年3月現在の最新情報に基づき、初めて高尾山を訪れる方にもわかりやすいよう、主要なアクセス方法と山頂までの行き方を徹底解説します。ぜひ参考にしてくださいね!
電車でのアクセス方法
新宿駅からのアクセス(京王線利用)
高尾山へのアクセスで最もポピュラーなのが、新宿駅から京王線を利用する方法です。京王線新宿駅~高尾山口駅の運賃は片道約430円(ICカード利用時)と安く、渋滞の心配もないため多くの登山客が利用します。列車種別によって所要時間が異なるので、主な種類と特徴を見てみましょう。
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参考:京王電鉄HP 新宿駅
列車タイプ | 所要時間(新宿→高尾山口) | 料金 | 特徴 |
---|---|---|---|
座席指定特急「Mt.TAKAO号」 (土休日運行) | 最速約47分(途中無停車) | 乗車券:約430円 + 座席指定券:410円 | 全席指定・土休日限定。確実に座れて速いが本数少 |
特急(京王線一般特急) | 約50分 | 乗車券:約430円 | 日中ほぼ終日運行。停車駅は一部主要駅のみ |
急行 | 約55分 | 乗車券:約430円 | 日中の主力。各駅停車より速く、本数も多い |
各駅停車 | 約80分(※途中乗換含む) | 乗車券:約430円 | 全駅停車。途中の北野駅で高尾山口行に乗換が必要 |
《メモ》 2018年以降、京王線ではダイヤ改正により「準特急」種別が廃止され特急に統合されました
- 現在は日中も「特急」が運行されています(以前の準特急停車駅を含む)。
- 高尾山へ行く際は終点「高尾山口」行きの電車に乗れば乗換え無しで行けます(途中の「高尾」止まり電車と区別に注意)。
- 座席指定の特急Mt.TAKAO号(京王ライナー)は土休日のみ運行です。
その他の主要駅からのアクセス
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出発駅 | 主なルート例 | 所要時間 | 運賃(ICカード) | 乗換回数 |
---|---|---|---|---|
東京駅 | JR中央線快速で高尾駅乗換→京王線 | 約90分 | 約950円(JR+京王) | 1回 |
渋谷駅 | 京王井の頭線で明大前乗換→京王線 | 約70分 | 約630円 | 1回 |
池袋駅 | JR埼京線or山手線で新宿乗換→京王線 | 約85分 | 約640円 | 1回 |
品川駅 | JR山手線で新宿乗換→京王線 | 約95分 | 約840円 | 1回 |
横浜駅 | JR横浜線で八王子乗換→京王線 | 約90分 | 約880円 | 1回 |
※上記はIC運賃の目安です。JR利用区間を含む場合、経路によって料金や時間が多少前後します。
新宿駅での乗り換え方法
- JR・地下鉄→京王線への乗換え:新宿駅でJRや地下鉄から降りたら、西口方面に進み京王線新宿駅改札へ向かいます(徒歩5分程度)。
- 京王線ホームで高尾山口行に乗車:京王線新宿駅の1~3番ホームから発車する「京王八王子行」「高尾山口行」などの電車に乗ります。高尾山口直通の電車に乗ればOKです。
- 行先表示に注意:京王線には「高尾山口」まで行かず手前の「高尾」止まりとなる電車もあります。「高尾山口行き」に乗るようにしましょう。
実体験アドバイス:新宿駅は朝から混雑しています。特に紅葉シーズンの週末は京王線改札に入るだけで長蛇の列ができ、場合によってはホーム入場に30分以上かかることもあります。余裕をもって早めに駅に到着し、発車時刻の10分前にはホームにいるようにしましょう。指定席のMt.TAKAO号利用なら座席は確保できますが、自由席の急行などは混雑時は座れない可能性もあります。
電車利用のメリット・デメリット
- メリット:渋滞の影響がなく定時性が高い。運賃が安価で、車内で飲食も可能(電車のタイプによる)。
- デメリット:繁忙期は満員で座れないことがある。大きな荷物を持ち込むと周囲に気を遣う。最終電車の時間を気にする必要がある。
車でのアクセス方法
都心からの具体的ルート
東京23区から高尾山へ車で行く場合、主なルートは高速道路利用になります。
- 首都高速4号線から中央自動車道へ入り、高尾山インターチェンジ(高尾山IC)で降ります(八王子ICで降りるルートもあり)。
- 高尾山ICから甲州街道(国道20号)を約5分走ると高尾山麓に到着します。
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主な出発地点から高尾山ICまでの所要時間と高速料金(普通車・ETC利用時の概算)は以下の通りです。
出発地点 | 推奨経路(高速利用) | 所要時間(平常時) | 高速料金(ETC普通車) |
---|---|---|---|
新宿(都心部) | 首都高4号線経由→中央道→高尾山IC | 約60分 | 約1,300円(ETC) |
東京駅周辺 | 首都高都心環状線経由→中央道→高尾山IC | 約80分 | 約1,500円(ETC) |
横浜(神奈川方面) | 第三京浜→首都高経由→中央道→高尾山IC | 約90分 | 約2,100円(ETC) |
※高速料金はETC平日時通常料金の目安です
土日祝はETC休日割引(最大30%割引)が適用される場合があります。また出発時間帯によって深夜・早朝割引もあります。渋滞状況により所要時間は大きく変動します(休日午前中の中央道下りは渋滞多発)。
駐車場情報
高尾山周辺には公営・民営あわせて駐車場が複数あります。ただし紅葉や連休シーズンは早朝から満車になることが多いため注意が必要です。
関連記事:高尾山口駅周辺の駐車場
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- 市営高尾山麓駐車場(高尾山口駅前):約80台収容。料金は平日12時間まで最大800円、土日祝最大1,000円(時間貸しは30分150円)。高尾山口駅から徒歩1分と最も便利な立地ですが、土日祝は朝8~9時頃までに満車になることもあります。
- 高尾山薬王院 自動車祈祷殿駐車場:約250台収容。料金は1日500円と地域最安。高尾山ICに近く、徒歩圏にケーブルカー清滝駅があります。台数が多い分、繁忙期でも比較的停められる可能性があります。
- その他民間駐車場:高尾山口駅周辺にコインパーキングや私営駐車場が点在。収容台数は10~50台規模と様々で、料金も1日800~1,500円程度が中心です(中には土日2,000円の駐車場もあり。駅から少し離れた場所にも臨時駐車場が開かれることがあります。
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紅葉シーズン(11月)や桜シーズン(4月上旬)は平日でも朝から駐車場が混みます。確実に駐車したいなら午前7時台までに到着するのがおすすめです。どうしても遅くなりそうな場合は、高尾山口の1つ手前高尾駅周辺の駐車場に停めて電車で1駅移動する手もあります
車利用のメリット・デメリット
- メリット:自家用車なら荷物を自由に積める。帰りの時間を気にせず行動でき、高尾山以外の周辺スポット(温泉や観光施設)にも立ち寄りやすい。同乗人数が多ければ一人当たりの交通費負担が減る場合も。
- デメリット:渋滞に巻き込まれるリスクがある。駐車場待ち・満車の心配がある。高速料金やガソリン代など費用が割高。運転手は登山後に疲れていても運転しなければならず、飲酒もできない。
バスでのアクセス方法
新宿から高尾山方面へのバス
高尾山口駅までの新宿発の直通バス路線はありません。そのためバスで行くには途中までバスで行き、最後は電車等に乗り継ぐ必要があります。
現在、新宿駅西口から八王子方面へ向かう京王バスの中央高速バス(通勤ライナー)があり、平日朝夕に新宿~日野・八王子経由~高尾駅南口行きが運行されています。所要約60~90分、運賃はICカードで約1,000円です。1日数本と本数が少ないため計画的に利用する必要があります。
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- 中央高速バス(新宿駅西口~高尾駅南口):朝は高尾発→新宿行き、夕方以降に新宿発→高尾行きが運行。途中八王子ICなど高速経由で走ります。予約不要ですが満席だと乗車できない場合もあります。
新宿からバスで八王子・高尾方面まで行った場合、高尾駅(JR/京王高尾駅)で下車します。そこから高尾山口駅へは京王線に1駅乗るか、路線バス(京王バス高尾線)に乗り換えて約15分(220円)で向かうことができます。
その他の路線バス
新宿からではなく京王線沿線から出る路線バスもあります。例えば高尾山口駅から麓集落や相模湖方面へ向かう路線バス、西東京バスによる高尾駅~小仏峠方面へのバスなどがありますが、高尾山口へのアクセス手段としてはマイナーです。基本的に高尾山へは電車利用が便利で、本数・所要時間の点でバスのみで行くのは現実的ではありません。
- (参考)高尾駅北口~高尾山口駅:京王バス1日数本運行。所要15分、運賃220円。
バス利用のメリット・デメリット
- メリット:座席定員制の高速バスなら座って移動できる。荷物を膝に載せる必要がなく電車より気楽。事前予約制の路線なら必ず席が確保できる。
- デメリット:道路渋滞の影響で遅延のリスクがある。本数が少なく時刻の制約が大きい。結局途中で電車やケーブルカー等に乗継ぎが必要になるケースが多い。
主要交通手段の比較
高尾山への主なアクセス方法ごとに、費用や所要時間の目安をまとめます(出発地を新宿と仮定)。
交通手段 | 費用(新宿から往復) | 所要時間(片道) | 主なメリット | 主なデメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
電車(京王線 急行) | 約1,000円 | 約55分 | 時間に正確・安価 | 混雑時は座れない | 少人数・身軽な人、ビールを飲みたい人 |
電車(京王線 特急) | 約1,000円+指定席券820円 | 約50分 | 速い・座席指定 | 追加料金が必要 | 時間を重視・確実に座りたい人 |
自家用車 | 約3,000円(高速+駐車場) | 約60分(渋滞なし) | 自由度高・荷物も自由 | 渋滞リスク・駐車場探し | 家族連れ・グループ、荷物多い人 |
高速バス+電車 | 約2,000円弱 | 約90分~105分 | 座席確保・荷物置ける | 本数少・乗継必要 | 交通費を抑えたい人、座って行きたい人 |
- 最安:電車(京王線各停または急行) – 往復1,000円程度。
- 最速:京王線特急「Mt.TAKAO号」 – 所要最短47分(新宿~高尾山口)。
- 快適:平日なら自家用車 – 座席の快適さと荷物の自由度◎(ただし渋滞注意)。
- 初心者向け:電車(急行) – 道案内板が充実しており迷いにくい。
高尾山口駅から山頂へのアクセス
高尾山口駅に着いたら、山頂までは標高差約600mの登山になります。一般的な登山道(1号路)を歩くと麓から山頂まで約100分ほどかかります。
体力や時間に不安がある場合、途中までケーブルカーやリフトを利用すると良いでしょう。これらを使えば山腹まで一気に上がれるため、山頂までの時間を大幅に短縮できます。
ケーブルカー・リフトの情報
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高尾山の麓・清滝駅から山腹の高尾山駅までは、高尾登山電鉄のケーブルカーかリフトでアクセスできます。いずれも所要時間は短く、運賃も共通です。
交通機関 | 区間(麓~山腹) | 運賃(片道/往復)※大人料金 | 所要時間 | 運行間隔 |
---|---|---|---|---|
ケーブルカー | 清滝駅~高尾山駅 | 490円/950円 | 約6分 | 15分間隔(混雑時増発) |
リフト | 山麓駅~山上駅 | 490円/950円 | 約12分 | 随時(等間隔で連続運転) |
- 運行時間(通常期):ケーブルカーは始発8:00~終発17:30前後(季節で変動。夏季は18:30まで延長、リフトは始発9:00~終発16:00-16:30(季節変動)。年末年始やイベント時には臨時延長運行あり。
- 乗車駅:京王高尾山口駅から徒歩5分でケーブルカー清滝駅、徒歩7分でリフト山麓駅に到着します。どちらも高低差約270mを一気に上る点は同じですが、駅の場所が少し異なります(リフト山麓駅は清滝駅より坂道を2分登った場所)。
- 山上から山頂へ:ケーブルカー高尾山駅・リフト山上駅はいずれも標高472m付近です。そこから山頂(599m)までは徒歩約30分~40分で、1号路(表参道)など各登山道に接続しています。
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ケーブルカーは天候に左右されず安定して運行し、山麓駅で待ち時間が表示されるため計画が立てやすいです。リフトは2人乗りのオープンリフトで爽快感がありますが、雨天や強風時は運休となります。またリフト利用時は足元が浮いた状態になるため、高所が苦手な方や小さなお子様連れは注意してください(小学生未満は保護者同伴必須)。
登山コースの概要
高尾山には山麓~山頂までいくつもの登山コースが整備されています。それぞれ距離や所要時間、雰囲気が異なり、体力や好みに応じて選ぶことができます。
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▼ 主要コースの難易度(当サイト基準)と特徴は次の通りです。
コース名(番号) | 難易度★(3段階) | 所要時間(登り) | 特徴・概要 |
---|---|---|---|
1号路(表参道コース) | ★☆☆(易) | 約100分 | 高尾山のメインルート。全長3.8kmほぼ舗装路で傾斜緩やか。途中に茶屋やトイレ多数あり初心者向け。薬王院の参道を通り山頂へ至る。下山は約80分。 |
2号路(霞台ループコース) | ★☆☆(易) | (山頂直通ではない) | 山腹の霞台地区を一周する全長900mの周遊路。ほぼ平坦で森林散策向き。途中に琵琶滝方面への分岐あり。※1号路途中から分岐し再び1号路に合流するコース。 |
3号路(かつら林コース) | ★★☆(中) | 約90~100分 | 全長2.4km。琵琶滝近くから分岐し、山腹の樹林帯を静かに登る道。観光客は少なめで自然を満喫できる。急坂は少ないが整備度は1号路より低い。 |
4号路(吊り橋コース) | ★★☆(中) | 約90分 | 全長1.5km。途中に高さ30mの吊り橋「みやま橋」がありスリル満点。後半は階段続きでややきついが、展望ポイントもある。下山コースとしても人気。 |
5号路(山頂ループコース) | ★☆☆(易) | 約30分 | 山頂周辺を一周する全長0.9kmの散策路。高尾山の北側・南側両方の景色を楽しめる。アップダウン少なく、山頂到達後のミニハイキング向き。 |
6号路(びわ滝コース) | ★★☆(中) | 約100分 | 全長3.3km。清滝駅脇から沢沿いに登る変化に富んだ道。序盤に修行の場「琵琶滝」、中盤以降は沢沿いの自然林を進み最後は岩場の急坂を登って山頂直下に出る。滑りやすい箇所もあり要足元注意。 |
稲荷山コース (見晴らし尾根) | ★★★(難) | 約100分 | 全長3.1km。清滝駅からいきなり階段が続く尾根直登コース。アップダウンが多く体力を要する健脚向き。展望が開ける箇所(見晴台)があり眺望は良好。下りは膝への負担大なので注意。 |
初心者におすすめのルート:高尾山ビジターセンターなどが推奨するのは1号路です。舗装され迷いやすい箇所もなく、安全に山頂を目指せます。ケーブルカーを利用すれば山頂までの登りが実質30分ほどに短縮され、体力に自信がなくても気軽に登山できます。また下山時は膝への負担が少ない1号路か、景色の変化が楽しい4号路(吊り橋経由)を歩くのがおすすめです。
健脚な方・経験者向け:登りは距離が短く達成感のある稲荷山コース、下りは趣向を変えて6号路(沢沿い)など別ルートを組み合わせると、高尾山の多彩な自然を満喫できます。さらに体力があれば高尾山山頂から先、景信山~陣馬山方面への縦走路(全長15km超、片道5~6時間)に挑戦することも可能です。
季節・時期別のアクセスアドバイス
季節別の混雑状況と注意点
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高尾山は季節によって混雑状況が大きく変わります。特に桜や紅葉シーズンは観光客・登山客が殺到しますので、アクセス方法や時間帯に工夫が必要です。
季節・時期 | 混雑傾向 | アクセスのポイント |
---|---|---|
桜シーズン(4月上旬) | 非常に混雑(平日でも登山客多数) | 平日訪問かつ早朝出発がベスト。桜の見頃週末は電車も満員覚悟で。駐車場は午前中で満車に。 |
ゴールデンウィーク(4月末~5月初旬) | 極めて混雑(一年で最も混む時期) | 公共交通機関の利用推奨。新宿発の京王線は増発されるが座れない可能性大。朝7時までに現地到着するぐらいの計画で。 |
夏休み(7~8月) | やや混雑(平日は比較的余裕) | 日中は暑いため登山客は他季節より少ない傾向。ただし涼を求め朝早く登る人多し。熱中症対策を万全に。 |
紅葉シーズン(11月中旬~下旬) | 最も混雑(年間ピーク) | 平日でも終日混雑。京王線の特急座席指定券は事前購入推奨。土日祝はケーブルカー待ち1時間超も。 |
年末年始(12月末~1月上旬) | 混雑(初詣・初日の出) | 大晦日夜~元旦朝にかけて終夜運転の臨時列車やケーブルカーが運行されるが大混雑。初日の出登山は深夜から長蛇の列覚悟。日中も正月期間は家族連れで賑わう。 |
通常期の平日(上記以外) | 比較的空いている | 春秋を除けば平日は登山客も少なく、ゆったり楽しめる。狙い目は梅雨時の晴れ間や冬の快晴日(空気が澄み富士山も見える)。 |
時間帯別のアクセス状況
一日の中でも時間帯により混雑具合が変わります。電車・道路・登山道それぞれの傾向を把握しましょう。
時間帯 | 登山口の混雑 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
早朝(~8時台) | 空いている(登山者まばら) | 駐車場が確保しやすい。夏でも涼しく快適。 | 電車の本数が少ない(京王線特急は朝7時台以降)。山上は店舗がまだ閉まっている。 |
午前(9~12時) | 非常に混雑 | 日が高く明るい時間帯で安心。山頂で昼食も楽しめる。 | 登山客が集中し電車・ケーブルカーは満員。駐車場も朝で満車になる。 |
午後(12~15時) | 混雑(下山客増) | 下山してくる人も増え、山頂付近はやや緩和。 | 夏季は非常に暑い時間帯。駐車場満車状態続く。下山時刻が他の人と重なりバス等待つ場合も。 |
夕方以降(15時~日没) | やや空いている | ケーブルカー・リフトの待ち時間が減る。日没にかけ幻想的な景色。 | 日没が早い冬季は16時台に下山必要。登山道が暗くなるのでライト必携。電車は夕方以降本数やや減。 |
実体験アドバイス:最も快適に高尾山を楽しむなら、「平日の早朝」が狙い目です。例えば京王線新宿発7:00台の電車に乗れば8時過ぎには高尾山口に着き、9時前には登山を開始できます。下山後に温泉や周辺観光も余裕で回れます。一方、紅葉シーズン週末の午前中は大混雑するため、時間に余裕がない場合は午後遅めにずらすのも手です(ただし日没に注意)。
よくある質問(FAQ)
最終電車・ケーブルカーの時間は?
- 高尾山口発 新宿行き最終電車:23:16(京王線 下り最終)※平日・土休日ともほぼ共通ですがダイヤ改正等に注意。
- ケーブルカー下り最終:季節によるが平日17時台後半(例:11~12月は17:30、夏季は18:15)。
- リフト下り最終:16:30前後(季節変動あり)。
※シーズンやイベントで変更されることがあるため、事前に京王電鉄や高尾登山電鉄の公式サイトで最新時刻を確認してください
雨天時のアクセスは?
- 電車:雨天でも定刻通り運行されるので安心です。
- ケーブルカー:雨天でも通常運行。ただし強風や雷を伴う豪雨時は安全のため運休可能性あり。
- リフト:雨天時や強風時は運休します。晴れていても雨上がり直後は濡れた椅子に注意。
- 登山道:雨で土や木道が滑りやすくなるため、舗装された1号路の利用がおすすめです。しっかりした雨具(ポンチョよりセパレートの上下推奨)と滑りにくい靴を用意しましょう。雨の日は無理に山頂まで行かず、中腹の展望台までで引き返す判断も大切です。
子連れ・高齢者向けのアクセスアドバイス
子連れの場合:
- ベビーカー利用なら1号路以外困難なのでケーブルカー+1号路がおすすめ。ケーブルカーはベビーカー畳めば乗車可。山頂付近まで階段少なく登れます。
- オムツ替えや授乳は高尾山口駅のトイレやケーブルカー高尾山駅のベビールームを利用できます。トイレの場所(駅・主要ポイント)を事前に把握して計画を。
- 小学生くらいならリフトも冒険気分で喜ばれますが、安全のため大人と二人乗りで。
- 山頂は広場になっており走り回れるので、お弁当を広げてピクニック気分も◎。
高齢者の場合:
- 可能なら平日の比較的空いている日を選びましょう。混雑を避けストレス軽減に。
- 新宿から来る場合は座れるよう 京王ライナー(Mt.TAKAO号)など指定席を利用すると楽です。
- 登山は無理せずケーブルカー往復で。山頂周辺の展望台や薬王院までの散策でも十分楽しめます。
- 1号路は道幅が広く傾斜も緩やかで、途中にベンチも多い整備された道です。ゆっくり休み休み行けばご年配の方でも登れます。ただし濡れた箇所や落ち葉で滑らないよう注意を。
高尾山への行き方 まとめ
- 電車がベストな人:渋滞や道に不安を感じたくない/安く行きたい/ビールを飲みたい → 迷わず京王線(特急or急行)で!
- 車が便利な人:家族やグループで荷物が多い/登山後に温泉や周辺観光もしたい/早朝出発できる → マイカー利用(早朝到着&駐車場確保を)。
- バスを使う人:とにかく座って行きたい/新宿から朝出る高速バスの時間がちょうど良い → 高速バス+電車を組み合わせ。ただし時間に余裕がある場合に。
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東京近郊ながら自然豊かな高尾山は、アクセス方法も多彩です。自分の予定やスタイルに合わせてベストな行き方を選び、快適に高尾山ハイクを楽しんでください!