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高尾山登山はスニーカーでも大丈夫?失敗しない靴の選び方を徹底解説!

高尾山へ履いていくスニーカー 服装

高尾山への登山計画を立てる中で、多くの人がふと疑問に思うこと。
それは、「靴、どうしよう?」という問題です。

「このために登山靴を買うべきか、それとも普段履いているスニーカーで十分なのか…」結論から言うと、これは非常に良い疑問です。なぜなら、靴選び一つで、登山の快適さと安全性は劇的に変わるからです。

fumotori
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この記事では、あなたのそんな悩みを解決するために、「コース別の結論」から「スニーカーのOK/NGライン」、そして「登山靴との決定的な違い」まで、詳しく解説していきます。

重要なお知らせ(2025年7月現在)
稲荷山コースは危険木処理作業のため2025年3月20日から当面の間通行止めとなっています。また、6号路は混雑緩和のため登り一方通行の規制が実施されています。最新の登山道情報は高尾登山電鉄公式サイトまたは東京都高尾ビジターセンターでご確認ください。

【結論】1号路ならスニーカーOK、それ以外のコースは要注意

画像はイメージです

まず、あなたの疑問にハッキリお答えします。高尾山登山にスニーカーで行けるかどうかは、あなたがどのコースを選ぶかによります。

なぜ1号路はスニーカーでも歩けるのか?

最も人気の「1号路(表参道コース)」は、全長3.8キロメートル、標高差約400メートルで、山頂付近まで道が大部分舗装されている、いわば「整備された参道」です。そのため、普段から履き慣れたランニングシューズやウォーキングシューズであれば、一般的に問題なく歩くことができます。特別な登山技術は必要なく、ウォーキングの延長線上として楽しめるのが1号路の魅力です。

他のコースでスニーカーが推奨されない理由

一方で、沢沿いを歩く「6号路」や、土の尾根道が続く「稲荷山コース」では話が違います。これらのコースには、舗装されていない土の道、木の根が張り出した箇所、濡れて滑りやすい岩場などが存在します。

注意: 現在、稲荷山コースは通行止め、6号路は登り一方通行の規制中です。これらのコースを利用予定の方は、事前に最新情報をご確認ください。※2025年7月現在

このような道では、スニーカーだと

  • 滑りやすい:靴底のグリップ力が不足し、転倒のリスクが高まる可能性があります。
  • 足が疲れる:ソールが柔らかいため、地面の凹凸が直接足裏に伝わり疲労が溜まりやすくなります。
  • 足を痛めやすい:足首を支える力が限定的なため、足を捻挫するリスクがあります。

といったデメリットが出てくる場合があります。安全に自然を満喫するためにも、これらのコースを選ぶ場合はスニーカー以外の選択肢を検討するのが賢明です。

「スニーカー」でもOKな種類とNGな種類

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「スニーカーならOK」と言っても、実はどんなスニーカーでも良いわけではありません。ここでは、高尾山(1号路)に適したスニーカーと、避けるべきスニーカーの違いを解説します。

推奨されるスニーカー:歩くための機能がある靴

いわゆるランニングシューズやウォーキングシューズがこれにあたります。これらの靴は、長時間歩くことを想定しているため、クッション性が高く、靴底もある程度のグリップ力を持つように設計されています。普段から運動や散歩で使っている靴があれば、それが多くの場合適しています。

避けるべきスニーカー:おしゃれ重視の靴

一方で、キャンバス地のスニーカー(コンバース、Vansなど)やスリッポンは一般的におすすめできません。これらの靴は、靴底が平らで滑りやすく、ソールが薄いため非常に疲れやすいのが特徴です。また、布製のものは雨に濡れると乾きにくく、不快なだけでなく足のトラブルの原因にもなる場合があります。

種類おすすめ度理由
ランニング/ウォーキングシューズ◎(1号路に適している)クッション性とグリップ力があり、歩き慣れているため。
トレイルランニングシューズ◎(多くのコースに対応可能)軽量でグリップ力が高く、スニーカーと登山靴の良いとこ取り。
ファッションスニーカー×(非推奨)靴底が滑りやすく、ソールが薄いため足が痛くなりやすい。

スニーカーと登山靴(ハイキングシューズ)の決定的な違い

「では、登山靴(ハイキングシューズ)は何がそんなに違うの?」という疑問にお答えします。両者には、歩く場所の「環境」に合わせた、明確な機能差があります。

①靴底の硬さとグリップ力

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登山靴のソールは、スニーカーより硬く作られています。これにより、ゴツゴツした岩や木の根を踏んでも足裏への負担を軽減する効果があります。また、深く複雑な溝(トレッドパターン)が、滑りやすい土や濡れた岩場でも地面をしっかり掴み、スリップのリスクを軽減してくれます。

実際に、モンベルの検証では、登山靴専用のソールは一般的なラバーとの比較で、湿潤状態で約1.5倍のグリップ力を実証しています。

②足首のサポート力

ハイキングシューズには、くるぶしまで覆う「ミドルカット」や「ハイカット」のモデルがあります。これらは足首をサポートし、不安定な路面で足を捻ってしまう「捻挫」のリスクを軽減する効果が期待できます。

③防水性

多くの登山靴には「GORE-TEXR」のような防水透湿素材が使われています。これにより、急な雨やぬかるみで靴の中に水が染み込むのを防ぎ、靴の中は蒸れにくい状態を保ってくれます。濡れた靴下で歩き続ける不快感や、それが原因で起こる靴擦れを防げるのは、大きなメリットです。

もし靴選びに迷ったら?初心者へのおすすめ

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「1号路以外も行ってみたいけど、本格的な登山靴は少し大げさかも…」

そうお考えの方に最もおすすめなのが、「ローカットのハイキングシューズ」または「トレイルランニングシューズ」です。

これらは、見た目はスニーカーに近く軽量でありながら、登山靴の強みである「高いグリップ力」と「丈夫なソール」を兼ね備えています。高尾山はもちろん、キャンプやフェス、雨の日の普段履きなど、様々なシーンで活躍するため、一足持っておくと非常にコストパフォーマンスが高い選択と言えるでしょう。

もし購入を検討するなら、ぜひ一度はお店で試着してみてください。足のサイズが最も大きくなる夕方に、実際に登山で履く予定の靴下を持参して試着すると、失敗のない靴選びができますよ。

高尾山登山はスニーカーでも大丈夫? まとめ

高尾山での靴選びは、難しく考える必要はありません。大切なのは、「あなたが歩くコースに、靴の性能が合っているか」ただそれだけです。

  • 1号路だけをのんびり楽しむなら → 履き慣れたランニングシューズでOK
  • 他のコースに挑戦するなら → 安全のためにハイキングシューズを検討
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あなたの足元が快適で安全であれば、高尾山の魅力はもっと深く味わえるはずです。正しい靴を選んで、疲れ知らずの楽しい登山を満喫してくださいね。


※ 靴選びは個人の体力や足の形状によって最適解が異なります。不安な場合は専門店でのご相談をおすすめします。

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