タカオネ ~京王高尾山口駅前にオープンした活動型ホテルを “360°カメラ” で巡る館内ツアー~

谷本朋子
谷本朋子
高尾フモト同盟市民ライター、ミニチュアドールハウスRU*NAの谷本朋子です。
2021年7月17日、高尾山口駅前に新しくオープンした、フモト同盟おすすめの活動型ホテル「タカオネ」さん。
オープンに先立って内覧会(7月12日)に招待された模様を当記事でご紹介いたします!

タカオネの施設概要はすでに多くのメディアに取り上げられていますが、高尾フモト同盟では「どんな人がどんな想いで関わっているのか?」というところにもフォーカスしたいと思います。

タカオネ誕生の経緯をたどると、2018年、閉館した高尾山口駅前の旧宿泊施設を京王電鉄が取得。
2019年から「高尾山リノベーションプロジェクト」がスタートしたといいます。

タカオネのシンボルマーク

シンボルマークは「都市生活のすぐそばにある高尾山へ続く新しい扉」をイメージ。

建築設計は海法圭建築設計事務所、運営を担当したのは、未活用不動産を活用した宿泊・合宿施設の運営事業を手掛ける「株式会社R.project(本社:千葉県鋸南)」。
R.projectが企画・運営の一翼を担うことで、「都心から日帰りできる手頃で手軽な山」から「時間をかけてじっくり楽しめるエリア」へ再構築する試みが始まりました。

そして、2021年7月17日、施設コンセプトとして ”TURNING(価値観の転換)” を掲げた活動型ホテル「タカオネ」が遂にオープン。

今回、株式会社R.projectのタカオネ・マネージャーである壽榮松 孝介(すえまつ こうすけ)さんに、タカオネに対する想いをお伺いしてきました。

プロジェクトの先陣を切る “タカオネ・マネージャー” 壽榮松 孝介さん

タカオネマネージャー壽榮松さん

活動型ホテル「タカオネ」のマネージャー、壽榮松 孝介さん。

▽壽榮松 孝介(すえまつ こうすけ)さんプロフィール
京都府出身。大学では山岳部に所属。
大学卒業後は東京でオフィスビルの再開発に携わる。
その後、静岡県富士宮市に引っ越し、森のガイドや木こりなど、山と関わる仕事にジョブチェンジを図る。
2020年、昔の山仲間から声がかかり、高尾山口に取り残された宿泊施設をリノベーションするべく株式会社R.projectに転職。
現在は富士宮から八王子に引っ越し、妻と子どもの三人で自然を満喫する生活を送っている。

ーー 最近八王子に住まわれるようになったとお聞きしましたが、八王子の住み心地は如何ですか?

壽榮松さん:タカオネのプロジェクトのために、昨年9月に八王子へ家族と一緒に引っ越して来ました。毎日自転車で通勤しています。山を走るのが好きなので、高尾は自然が多くて過ごしやすいですね。子供も小さいのですが公園も川もあり、とてもいい環境です。

ーー タカオネのプロジェクトに参加される前は、どんなお仕事や生活をされていましたか?

壽榮松さん:大学時代に山岳部に入り、そこで山が好きになりました。出身は京都ですが、東京で3年間不動産開発やオフィスビル再開発の仕事をしました。その後、登山や山の暮らしに興味があったので静岡県富士宮市で山や森のガイドをしながら、ジビエの解体施設で鹿をさばいたり、冬は樵(きこり)をやっていました。約3年間、自然の中で仕事をしていました。そして、山仲間からタカオネのプロジェクトのお話しがあり、1泊2日で高尾に来て高尾山を走ったり、沢などの調査をして、「高尾は面白そうだ」と感じました。それで、昨年9月に株式会社R.projectに転職して八王子に住むようになった、いわゆる流れ者です(笑)。

今は高尾ライフを満喫しています!と笑って話す壽榮松さん。

ーー 近隣に Mt.TAKAO BASE CAMP さんもあり、この地域が盛り上がりそうですね。

壽榮松さん:BASE CAMP のスタッフさん達とはとても仲良くさせて頂いていまして、先ほども、「明日は天気いいから日の出を見に行こうか」と連絡を取り合っていました。BASE CAMP さんとは良いシナジー効果が生まれると思います。

ーー 今日は開業準備中におじゃまさせて頂きましたが、色々な方が携わられていて一丸となって、お客様に楽しんでもらおうという雰囲気を感じることができました。タカオネにどんなお客様に来てもらいたいと考えていますか?

壽榮松さん:開業準備にあたっては様々な “作り手さん” に関わって頂いています。その方々の思いをくんで運営して行こうと考えています。タカオネの今の予約状況では、ハイキングを楽しまれる方や、小さなお子さん連れの方、高齢の方にも好まれているようです。気軽に山に登って来て、シャワーを浴びて、ビールを飲みながら焚火を楽しんで頂くのもいいいかなと思っています。

谷本朋子
谷本朋子
インタビューの中で、建築現場の職人さんなどを指す時などに、“作り手さん” という表現をたびたび使われるのが印象に残りました。「作り手さんの想いをくんで運営して行こう」という言葉は、タカオネにかける熱い想いから来る表現なのかもしれませんね。

「タカオネ」の名前の由来のひとつに「高尾で寝る」があるそうです。
高尾山は気軽に登れる良さがあるけれど、あえて一日は登らずにゆっくりと過ごす。

そんな新しい楽しみ方を提案したいと話されていたのが印象的でした。

さて、壽榮松さんのインタビューのあとは内覧会で訪れた客室をご案内いたします。

客室

客室廊下
タカオネの客室数は全28室で定員172名です。
客室は以下の全5タイプあります。

部屋タイプ 室数 ベッド数 布団追加 最大宿泊人数 バスタブ
スタンダードルーム 14室(2F~5F) 2つ 2セット 4名 なし(シャワーのみ)
スーペリアルーム 2室(3F~4F) 2つ 5セット 7名 あり
スーペリアルーム(2段ベッド) 9室(3F~4F) 4つ(2つ☓2段) 5セット 9名 あり
テラスルーム 2室(407号室,509号室) 3つ 3セット 6名 あり(外を眺望できる)
ルーフトップバスルーム 1室(508号室) 4つ(2つ☓2段) 5セット 9名 あり(外を眺望できる)

詳細はタカオネ公式サイトでご確認下さい。

ここからは、取材班が内覧会のときに案内された「テラスルーム」と「ルーフトップバスルーム」をご紹介いたします。

テラスルーム(4階 & 5階)

テラスルームの室内 ベッドが3つ並んでいる

テラスルームにはベッドが3つ+布団3セット追加で6名まで宿泊できる(写真は509号室)。

テラスルームは4階407号室、5階509号室の2室あります。
その名のとおり、お部屋にはテラスが付いていて、テラスにはロッキングチェアーとテーブルが置いてあります。
チェアーに寝そべって、ゆらゆらまったり寛ぐと気持ちいいでしょうね!

机と椅子は折りたたんで壁にかけられている。

壁には椅子と机が折りたたんでかけられており、必要に応じて設置できるようになっている。

お部屋の壁には可動式の机と椅子がかけられており、過ごし方によって自由に室内レイアウトを変えられます。
机には高尾での楽しみ方が「コンセプトアート」として描かれており、家具兼アートとして機能しているところが素敵です。

テラスルームのバスルームからは外が眺められる

バスルームからはテラス越しに山並みを眺めることができる。

テラスルームは東側の角部屋に位置しており、バスルームからはテラス越しに山並みを眺めることができます。
お風呂にゆっくり浸かりながら、山の移ろいを愉しむ。なんて贅沢な時間なんでしょう。

▼360度カメラでテラスルーム室内を撮影(上下左右、動かしてみて下さい)

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 5階客室 テラスルーム

ルーフトップバスルーム(5階)

ルーフトップバスルームには2段ベッドが2つ備えられていて、布団を5セット追加すれば最大9名まで泊まれます。

ルーフトップバスルーム室内

5階に1室だけあるルーフトップバスルームは定員9名。左側に見えるのがバスルームに繋がる階段。

全ての客室には、恩方のレザークラフト作家「サリヒラフ」の竹沢むつみさんがタカオネのために特別に創ったティッシュケースが備え付けられています。

恩方の革職人「サリヒラフ」の竹沢むつみさんのティッシュケース

室内には恩方のレザークラフト「サリヒラフ」のティッシュケースが備えられています。

とても素敵なので、宿泊の際はぜひご覧くださいね。
ちなみに、こちらのティッシュケースは1階のSTOREで購入できますよ。

▼サリヒラフさんの特集記事

さて、ルーフトップバスルーム名の通り、お部屋の中の階段を登ったところがバスルームになっています。

ルーフトップバスルームのバスルームからの風景

南に面したバスルームから、お風呂に浸かりながら裏山の緑を愉しむことができます。

バスルームからはベランダに出ることができるので、お風呂上がりのビールがよりいっそう待ち遠しくなりますね(私の場合ですよ)。

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 5階客室 ルーフトップバスルーム

次はタカオネの館内施設を中心に見ていくことにしましょう。

タカオネ館内ツアー

それでは、甲州街道側からエントランスに続くアプローチを通って、タカオネの中に入ってみましょう。

エントランスに向かうアプローチ

アプローチには本物の落ち葉で型どった模様が施されている。

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ エントランス

1階ロビー(DOMA)

RECEPTIONへ続く通路

絵の右側通路を進んでいくと受付(RECEPTION)と売店(STORE)がある。

館内に入ると、建物裏手の中庭(NAKA-NIWA)に至る通路がありますが、こちらを DOMA というようです。
DOMA右手の壁には高尾山の大きな絵がかかっていました(制作:Koumoriya)。
この絵を見て、高尾エリアを攻略する作戦を練るということなのでしょう。

▼360度カメラで絵を見てみましょう

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 1階 DOMA
※取材班が写っていますがご容赦下さいませ。

絵の右側の通路を進んでいくと、受付(RECEPTION)があります。

受付 RECEPTION

RECEPTION
RECEPTIONの前にある切り株の椅子

そして、RECEPTIONの横にあるのが、山好きにはうれしい売店のSTORE。

売店 STORE

売店 STORE
売店 STOREでは、タカオネ限定の高尾山オリジナルグッズや中古アウトドアギアの販売、スイス発ブランド「on」のシューズをレンタルしています。

タカオネオリジナル高尾山グッズ
スイス発シューズブランド「on」のレンタル

そして、先程の絵の反対側には飲食エリアが設けられています。
その名は、カフェ&ダイニング KITCHEN。

カフェ&ダイニング KITCHEN

カフェ&ダイニング KITCHEN

席数は45席(店内35席、NAKA -NIWA10席)。奥にはバーカウンターが設置されている。

カフェ&ダイニング KITCHENではモーニングやランチ、ディナーを楽しめて、奥にはバーカウンターもあります。
KITCHENは宿泊客でなくても利用可能。八王子産の食材を積極的に使用したり、地元のクラフトビールである「高尾ビール」と共同開発したタカオネオリジナルビールも楽しめるのだとか。
ビジネスマンの方はこちらでランチミーティングするのもいいですね。

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 1階 KITCHEN

※宿泊客専用のレストランディナーはこちらから予約できます。

街のテラス

街のテラス

街のテラスは誰でも利用できて、施設外で購入した飲食物を持ち込める。ペット同伴もOK。

KITCHENの外側の屋外スペース「街のテラス」にはテーブルが並べられていて、ペットと同伴して休憩できます。
街のテラスは施設利用者でなくても誰でも利用でき、施設外で購入した飲食物を持ち込むことも可能です。

中庭 NAKA-NIWA

NAKA-NIWAには、焚き火用の薪が積み上げられている。

NAKA-NIWAには、焚き火用の薪が積み上げられている。

建物の北側の甲州街道沿いに街のテラスがあるのに対し、建物の南側の裏山前には中庭(NAKA-NIWA)があります。
こちらも街のテラスと同様、宿泊やタカオネキッチンを利用されない方でも利用できます。
壽榮松さんに確認したところ、マルシェ利用などで貸し切りもできるとのこと。
NAKA-NIWAでは焚き火も楽しめます。薪は恩方の製材所「森と踊る株式会社」から出た端材を活用されているそうで、エコシステムとしても機能していますね。

▼森と踊る株式会社の取材記事もよろしければご覧ください

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ NAKA-NIWA

ラウンジ LOUNGE(2階)

2階のLOUNGE

2階の甲州街道側にあるのがLOUNGE。休憩がてら高尾山で登山やトレランができる。

館内に戻って2階に上がると、宿泊プランやテレワークプランで利用できるLOUNGEがあります。
LOUNGEは甲州街道側に丸くせり出した形状をしており、窓から高尾山口駅や電車の往来を眺めながらデスクワークできます。
定員は34名で、テレワークプランを利用すると、RECEPTIONでの荷物預かりやシャワーの利用、LOUNGEでのドリンクが飲み放題となります。

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 2階 LOUNGE

ホール HALL(2階)

社員研修やゼミ合宿に利用できるのが、大会議室という位置づけの ホール HALL。

2階大会議室 HALL

定員は80名で団体客用のお食事もこちらでできる(ビュッフェ形式)。

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 2階 HALL

タカオネの公式サイトにも案内がありますので、こちらもご覧ください。→ タカオネ公式サイト

ROOF TOP(屋上)

館内ツアーの最後は、宿泊プランとテレワークプランのみで利用できる屋上エリア、ROOF TOP です。
ROOF TOPからは高尾山や高尾山口への電車の往来、甲州街道を一望できます。とても気持ちがいいですよ!

タカオネの屋上からの眺望は必見!

リクライニング式のチェアも用意されているので、テレワークに疲れたらこちらでリフレッシュできますね。

屋上ではサンデッキチェアで、ゴロンできます!

▼甲州街道に鋭角に突き出た「タイタニック」ポイントで、360度カメラ撮影しました。絶景です!

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▶RICOH THETA公式サイトでも閲覧できます → タカオネ 屋上から
※取材班が写っていますがご容赦下さいませ。

タカオネ館内ツアーは以上です。いかがでしたでしょうか?

高尾山周辺を一望できる屋上で、心地よい風を感じながらビールを楽しむ。
裏庭で焚火をして、炎の揺らめきに癒される。

テレワークの合間にレンタルシューズを利用して、高尾山周辺を散策してみるのもいいですね。

取材の最後に

取材の最後に、壽榮松さんにタカオネの活動目標と今後について聞いてみました。

「高尾に “泊まってもらう” ではなく、“泊まって楽しむぞ!” を作りたい」

壽榮松さんのその言葉から、タカオネはお客様にあらかじめ用意されたメニューを提供するレジャー施設ではなく、利用者がタカオネという場を借りて、自分なりの新しい高尾の楽しみ方を発見する場所なんだなと感じました。

現在の高尾山は登山が主流な楽しみ方ですが、今後は雨の日や冬だからこその楽しみ方を提案していく、発見していくことも課題だとのこと。

谷本朋子
谷本朋子
運営側と利用者との双方向で共に高尾の新しい魅力を発見・発信するタカオネ。
さて皆さんは、タカオネでどんな楽しみ方を発見しますか?

タカオネ 基本情報

住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町2264
電話:042-673-3917
駐車場:なし。近隣に市営高尾山麓駐車場など複数あり。
定休日:年中無休
アクセス:京王線高尾山口駅 徒歩1分
Web:https://takaone.jp/hotel/
Facebook:https://www.facebook.com/takaonokatao
Twitter:https://twitter.com/takao_no_katao

アクセスマップ

360°Photo by 坂部篤志( リコーTHETAプレミアアンバサダー
Photo by 渡邉美穂子( mommy 主宰

▼最後に取材班全員がKITCHENで休憩しているところを記念撮影

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