革工房 salikhlah. サリヒラフ ~陣馬の山麓で生きるコト、創るモノ~

革工房サリヒラフ主宰 竹沢むつみ
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JR・京王線高尾駅北口から陣馬高原下行のバスに乗り約30分。
バス停「川井野」で下車し、浅川のせせらぎを耳に歩くこと約3分。
ゆっくりと時が流れる静かな集落の一番奥に、レザークラフトと彫金作家 竹沢むつみさんの活動拠点があります。

サリヒラフ アトリエ

アトリエ「salikhlah. サリヒラフ」。
モンゴル語で、‟風が吹く”という意味。
かつて訪れたモンゴルの大自然と山に生きた動物たちに想いを馳せて名付けたとのこと。

自然をこよなく愛する竹沢さんが、創作の拠点に陣馬山麓を選んで今年で8年目。
里山でのスローライフと創作活動についてお話をお伺いしてきました。

サリヒラフに込めた想い

salikhlah (サリヒラフ)主宰 竹沢むつみさん

salikhlah. (サリヒラフ)主宰 竹沢むつみさん

竹沢さんは、八王子生まれ八王子育ち。
高校卒業後ジュエリー専門学校に進学し、彫金とレザークラフトを学びました。

社会へ出る前の約1年間は、バックパッカーとして東南アジアの国々を巡りながら感性を磨き、作品へのイメージを作り上げる貴重な時間に。
中でも、モンゴルでの一ヵ月半は印象深く、大自然の中でヒトが生活を営むことへの憧れと山の中を生きた動物たちへの想いが強くなったそうです。

工房のデッキにある椅子

「サリヒラフが使う革は、環境に優しいタンニン鞣しの革のみを使用し 一枚の革を大切に、無駄の出ないようなモノづくりを目指しています。」

と話す竹沢さん。
最近では、小津町の小津倶楽部の取り組みで害獣駆除の一環で捕獲された 猪と鹿の革を使った作品作りも始められたそう。

軒先に吊るされている皮

作品に没頭できる静かなアトリエ

工房サリヒラフ 外観

陣馬山麓にアトリエを構えたのは、2013年のこと。

「今から15年ほど前、ネイチャークラフト作家の長野修平さんが企画していた『三軒工房展(現 陣馬山麓アトリエ展)』というイベントでこの場所を訪れました。自然と共に生活をし、作家活動をしていた長野さんへの憧れもあり、いつか私もここで活動したい、と思うように。
今の住まいは友人が住んでいたところなのですが、“次、住まない?”と、声をかけてもらった時はうれしくて、転居を決めました。」

竹沢さんが引っ越してきた当初は、お隣にまだ長野さんがお住まいだったそう。

「実は、アトリエにしているこの小屋は、長野さんが作ったもの。長野さんが活動の場を移転する際に引き継がせていただきました。この小屋は、私の憧れそのもの。かれこれ築20年位になるので、雨漏りしたり、窓が壊れたり。そのたびに、直して、大切に使っています。」

サリヒラフ内観

自宅から少し小高い場所にあるこの小屋は、竹沢さんのとっておきの場所。
レザーや彫金に使う道具が整然とならび丁寧にメンテナンスされており、窓の外の景色に癒される、とても落ち着く素敵な空間です。

道具類

「朝は7:00に起床し、犬の散歩がてら周辺を散策。朝食後は、ずっとここで作業をします。お昼に自宅に戻って食べ、そしてまた、ここへ。夏場は19:00過ぎまで、冬は16:30頃まで。時間で決めるというよりは、‟暗くなるまで”作品に没頭しています。」

工房近くの川

「四季を感じながら、自然の中で生活しながら作品に向き合える環境は、とても幸せ。レザーの縫製はミシンを使わず、2本の針で手縫いで仕上げるのですが、夏は側の川に足を入れながら縫ったり。冬は薪ストーブにあたりながら、静かな冬山の雰囲気を楽しんだり。山の恵み、動物の気配、音、暑さや寒さも、全部楽しんでいます。」

古いモノと自然のモノ

ボタンが特徴のカードケース

竹沢さんの作品には、古いボタンや古木材など自然素材のものが一緒に使われています。

「古いモノと自然のモノが好きなんです。ボタン、カーテンの金具、古銭とか。古道具屋さん巡りは趣味でもあるので、各地で仕入れてきます。私が普段着けているこの帆前掛けも古道具屋さんで見つけました。酒屋さんのものでしょうか、ポケットにたくさん入って便利なんですよ。」

陣馬山麓の自然の中で生活するようになり、いつの間にか、限りある資源への想いが強くなったと言います。
壊れたら直して使う、古いモノの物語に想いを馳せる、新しい命を吹き込む、動物の尊い命を敬う、大地の恵みの素材を生かす。
そんな竹沢さんの自然への敬意が、作品に味と深みをもたらしていると思います。

新しい挑戦‐草木で染める糸

作品名「yama no kusa」

山の草  ‐yama no kusa-

「この工房で出来ることをもっと増やしたい」と話す竹沢さん。

周辺で採れる草木で糸を染め、「山の草 ‐yama no kusa-」として作品に。
糸を編み込んだモチーフでアクセサリーにしたり、編み物作家の友人とのコラボレーションでターバンを作成したり。

これまで草木染めに使った植物は、栗のイガ、くず、よもぎ、びわなど。

栗のイガ

陣馬山麓の山歩きで見つけた草木を生かした風合いは、どれも魅力的です。

竹沢さんの作品は、八王子市のふるさと納税返礼品にもなっています。
販売は、主に展示会やクラフト展が中心でしたが、ネットでも少しずつ開始。
Instagram等から問い合わせも受け付けているとのこと。

アトリエでのワークショップも少しずつ再開しているそうです。
特に、新型コロナ感染症の影響で、秋に開催できなかった『陣馬山麓アトリエ展』は来春開催する予定。
陣馬山麓の6つのアトリエが一斉にオープンするこの機会は、工房を訪れる絶好のチャンス。

最新情報を逃さないよう、フォロー必至です!

工房基本情報

住所:東京都八王子市上恩方町川井野
HP:https://salikhlah.stores.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/mucchopeg
Instagram:@takezawa_mutsumi
ジャンル:革工房

アクセスマップ

サリヒラフの作品はオンガタVIEWでも展示・販売しています

Photo by 渡邉美穂子( mommy 主宰

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