高尾山の概要

高尾山は東京都八王子市に位置する標高599メートルの山で、明治の森高尾国定公園及び東京都立高尾陣場自然公園に位置しています。東京都心から近く、年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れます。古くから修験道の霊山とされてきました。

山の中腹には、文化財を有する高尾山薬王院の他、高尾山ケーブルカーを運行する高尾登山電鉄の運営による「さる園・野草園」、標高500mの高所にある「高尾山ビアマウント」(ビアガーデンは夏季限定)、高尾山BBQマウント(手ぶらBBQサービスは春秋限定)などの観光施設があります。山頂には展望台や高尾ビジターセンターがあり、全長1,697キロメートルに及ぶ東海自然歩道の起点でもあります。

また、高尾山には古くから天狗が存在しているとの伝説もあります。高尾山は東京近郊の行楽地として有名であるが、元来は修験道の霊場であり、真言宗智山派大本山高尾山薬王院有喜寺の寺域となっています。高尾山という名から真言密教の聖地の一つ弘法大師霊場遺迹本山(ゆいせき)・京都の高雄山神護寺に見立てられたこともあり、天然の森林が守られてきました。

山頂へは登山道(自然研究路など)が良く整備されており、年齢と体力に応じて各種ルートを組み合わせてハイキングが楽しめます。年間の登山者数は約260万人を超え、世界一の登山者数を誇ります。

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