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【2025年最新】高尾山もみじ台 完全ガイド | 山頂から10分の絶景へ。アクセス、見どころ、注意点まとめ

紅葉

高尾山の山頂まで登った達成感、素晴らしいですよね。でも、多くの人で賑わう山頂から、ほんの少しだけ足を延ばすことで、さらに感動的な絶景が待っていることをご存知ですか?

それが、今回ご紹介する「もみじ台」です。

「山頂は人が多くて落ち着かない…」
「せっかく登ったから、もう少しだけ特別な景色を見たい」

そんなあなたにこそ訪れてほしい、高尾山の隠れた名スポット・もみじ台。この記事では、2025年現在の最新情報をもとに、もみじ台へのアクセス方法から見どころ、おすすめのハイキングコース、そして重要な注意点まで、どこよりも詳しく解説します。

fumotori
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この記事を読めば、次の高尾山登山がもっと楽しく、もっと特別な体験になるはずです。

▼記事を読むのが面倒な人のためにAI解説動画を作りました。読み間違いはご容赦くださいませ。

高尾山の「もみじ台」とは?山頂の喧騒を離れた穴場スポット

もみじ台は、高尾山山頂(標高599m)から奥高尾方面へ少し進んだ場所にある、広々とした展望スペースです。多くの登山客で賑わう山頂に比べて人が少なく、落ち着いた雰囲気の中で休憩したり、景色を堪能したりできるのが最大の魅力です。

もみじ台の場所と高尾山山頂からの距離

もみじ台は、高尾山山頂の大きな標識の裏手から「奥高尾・陣馬山方面」へ続く道を進んだ先にあります。

  • 山頂からの距離: 約400m
  • 山頂からの所要時間: 徒歩で約10分

山頂から一度少し下り、緩やかな階段を登り返した場所に広がっています。道は整備されているため、初心者の方でも安心して歩くことができます。

なぜ人気?もみじ台の3つの魅力

多くのリピーターが山頂だけで終わらず、もみじ台まで足を運ぶのには理由があります。

魅力①:遮るもののない富士山の絶景パノラマ

もみじ台最大の魅力は、なんといっても西側に開けた壮大な景色です。特に空気が澄んだ日には、丹沢の山々の向こうに雄大な富士山の姿をはっきりと望むことができます。視界を遮る木々が少ないため、ダイナミックなパノラマビューが楽しめます。

魅力②:秋には燃えるような紅葉に包まれる

もみじ台の紅葉

その名の通り、もみじ台は秋の紅葉シーズンになると、カエデやモミジの木々が鮮やかに色づき、訪れる人の目を楽しませてくれます。紅葉のトンネルのようになっている階段もあり、赤や黄色に染まった景色の中での休憩は格別です。

魅力③:山頂より人が少なく落ち着いて休憩できる

週末や行楽シーズンには大変な賑わいを見せる高尾山山頂ですが、もみじ台まで来ると人の数はぐっと減ります。ベンチも設置されているため、喧騒から離れて静かにお弁当を食べたり、コーヒーを飲んだり、ゆったりとした時間を過ごしたい方に最適な場所です。

【重要なお知らせ】もみじ台の茶屋「細田屋」は閉店しました

細田屋(2015年 高尾山↔陣馬山ピストン時に撮影)

もみじ台を訪れる上で、非常に重要な情報があります。長年多くの登山者に愛されてきた茶屋「細田屋」は、2025年6月30日をもって閉店しました。

2025年6月30日をもって営業終了

なめこ汁やおでん、かき氷などが名物で、もみじ台のシンボル的な存在だった細田屋は、昭和元年(1926年)より約100年にわたり営業してきましたが、店主のご高齢などを理由に、惜しまれつつその歴史に幕を下ろしました。現在、店舗の建物は残っていますが、営業は行われていません。以前のように飲み物や食事を現地で調達することはできなくなりましたので、計画を立てる際には十分ご注意ください。

閉店後のもみじ台での休憩方法【お弁当持参がおすすめ】

茶屋がなくなったことで、もみじ台での過ごし方も変わりました。これから訪れる方は、以下の点を準備しておくと良いでしょう。

  • 飲み物・食べ物は事前に用意:
    麓の売店や高尾山口駅周辺、または山頂付近の売店などで、必要な飲み物や行動食、お弁当を必ず購入しておきましょう。
  • ゴミは必ず持ち帰る:
    以前は茶屋でゴミを引き取ってもらえましたが、現在はできません。自分が出したゴミは、すべて責任を持って持ち帰るのがマナーです。
  • レジャーシートが便利:
    ベンチの数は限られています。特に週末は混み合うこともあるため、小さなレジャーシートを一枚持っていくと、好きな場所で気兼ねなく休憩できます。

茶屋がなくなったのは寂しいですが、自分でお気に入りの飲み物やお菓子を持参して、絶景の中で楽しむ「山カフェ」スタイルは、これまで以上に特別な時間になるはずです。

初心者でも安心!高尾山山頂からもみじ台へのアクセス方法

高尾山山頂からもみじ台までは、道標もしっかりしており、迷うことはほとんどありません。ここでは、写真付きでルートを解説します。

迷わない!マップで解説するアクセスルート

  1. 山頂の標識裏へ: 高尾山山頂(599m)の標識の裏側へ回ります。
  2. 「一丁平・陣馬山」方面へ: 「もみじ台・一丁平・城山・陣馬山」と書かれた道標に従い、階段を下り始めます。
  3. 木の根が張る道: 少し下ると、木の根が張り出した道になります。足元に注意して進みましょう。
  4. 登り返しの階段: いったん下りきると、目の前に木製の階段が見えてきます。この階段がもみじ台へと続く最後の登りです。
  5. もみじ台に到着: 階段を登りきると、視界が開け、広場ともみじ台の標識が見えたら到着です。お疲れ様でした!

所要時間と注意点

  • 所要時間: 約10分
  • 服装・靴: 山頂まで来られる装備(スニーカーや軽登山靴)であれば問題ありませんが、階段や木の根があるため、サンダルやヒールのある靴は危険です。
  • トイレ: もみじ台にはトイレがありません。山頂のトイレで済ませてから向かうようにしましょう。

もみじ台を組み込んだおすすめハイキングコース3選

もみじ台は、単体で目指すだけでなく、様々なハイキングコースの経由地としても魅力的です。ここでは、レベル別におすすめの3コースをご紹介します。

コース名体力レベル所要時間(目安)特徴
①王道1号路→もみじ台コース★☆☆☆☆(初心者)登り:約1時間40分舗装路が多く最も歩きやすい。ケーブルカーを使えばさらに短縮可能。初めての方に最適。
②稲荷山→もみじ台→一丁平コース★★★☆☆(中級者)全行程:約4時間尾根歩きの絶景が楽しめる健脚向けコース。一丁平の桜や紅葉も見事。
③ケーブルカー利用のんびり紅葉狩りコース★★☆☆☆(初~中級者)全行程:約3時間ケーブルカーで中腹まで行き、体力温存。薬王院を参拝し、紅葉を愛でながらもみじ台を目指す。

①【初心者向け】王道1号路→山頂→もみじ台ピストンコース

最もメジャーで歩きやすい1号路で山頂を目指し、もみじ台まで足を延ばして同じ道を引き返すコースです。道中は舗装されている部分が多く、体力に自信がない方やお子様連れでも安心です。

②【健脚向け】稲荷山コース→山頂→もみじ台→一丁平コース

登山らしい土の道を楽しみたい方におすすめ。稲荷山コースは急な階段もありますが、都心を見渡せる展望デッキなど見どころが豊富です。もみじ台を経由し、さらに奥の一丁平まで行けば、より静かで広々とした休憩ができます。

③【紅葉満喫】ケーブルカー利用でのんびり紅葉狩りコース

高尾山の紅葉を最大限に楽しむためのコース。ケーブルカーで楽々中腹へ。パワースポットである薬王院に立ち寄り、山頂へ。そしてクライマックスにもみじ台の紅葉と富士山のコラボレーションを堪能。帰りはリフトで景色を楽しむのもおすすめです。

天候や季節によってコースの状況は変化します。お出かけの際は、事前に高尾ビジターセンターなどで最新情報をご確認ください。

知っておくと便利な情報(トイレ・ベンチ・見頃)

高尾ビジターセンター横のトイレ外観(山頂)

もみじ台を快適に楽しむために、事前に知っておきたい細かい情報をまとめました。

トイレの場所はどこ?

前述の通り、もみじ台にはトイレがありません。
最も近いトイレは、高尾山山頂の公衆トイレになります。もみじ台へ向かう前に、必ず山頂で済ませておきましょう。山頂からさらに奥の一丁平まで行けば、そこにもトイレがあります。

ベンチの数と混雑状況

もみじ台には十数人が座れる程度のベンチが設置されています。週末のお昼時はベンチが埋まっていることも多いですが、山頂ほどの混雑ではありません。広場になっているので、レジャーシートを広げて休憩することも可能です。

シーズン別解説!紅葉の見頃と新緑の魅力

  • 紅葉の見頃:
    例年11月中旬~12月上旬。都心より少し早く色づき始めます。この時期は最も混雑しますが、訪れる価値のある美しさです。
  • 新緑の季節:
    4月下旬~6月。鮮やかな緑色のモミジが美しく、空気が澄んでいて富士山が見える確率も高い、おすすめのシーズンです。
  • 冬の展望:
    12月~2月は空気が最も澄み渡り、一年で一番くっきりと富士山が見える季節です。防寒対策は必須ですが、静かな山歩きと絶景が楽しめます。

まとめ:高尾山に来たら「もみじ台」まで足を延ばそう!

高尾山の山頂から、わずか10分。そこには、山頂の賑わいが嘘のような、静かで開放感あふれる絶景スポット「もみじ台」が広がっています。

長年愛された茶屋「細田屋」は閉店しましたが、壮大な富士山の眺望や美しい四季の彩りといった、もみじ台本来の魅力は何も変わりません。

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次に高尾山を訪れる際は、ぜひ水筒とお弁当を持って、この特別な場所まで足を延ばしてみてください。きっと、あなたの高尾山の思い出が、より一層色濃く、素晴らしいものになるはずです。

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