【2026年版】高尾山初日の出 完全攻略｜山頂規制・混雑回避の穴場・服装ガイド

2026年（令和8年）の幕開け。
「都心から一番近い絶景」として不動の人気を誇る高尾山で、初日の出を拝みたいと考えている方は多いはずです。

しかし、元旦の高尾山は「想像を絶する激戦区」でもあります。

• 「せっかく行ったのに山頂に入れなかった」
• 「寒すぎて日の出を待たずに下山した」
• 「ケーブルカーが90分待ちで間に合わなかった」

これらは毎年必ず起きる悲劇です。
本記事では、2025年12月時点の最新情報と、フモト民である私の経験を基に、2026年の高尾山初日の出を「確実に」「快適に」楽しむための完全攻略ガイドをお届けします。

規制を回避する穴場スポットや、氷点下に勝つための装備まで、失敗しないための戦略を網羅しました。

▼記事を読むのが面倒な人のためにAI解説動画を作りました。読み間違いはご容赦くださいませ。

2026年元旦の高尾山：時間・気温・混雑予想

まずは敵を知ることから始めましょう。元旦の高尾山は、普段の観光とは全く異なる「極限環境」です。

日の出時刻と基本データ

項目	2026年元旦 データ（予測）	備考
日の出時刻	6:48頃	標高があるため、平地より少し早く明るくなりますが、太陽が顔を出すのはこの時間です。
気温	-3℃ ～ -5℃	山頂は風が吹きっさらしのため、体感温度は-10℃近くになります。
混雑ピーク	3:00 ～ 6:00	ケーブルカー始発前から長蛇の列が発生します。
山頂定員	数百名程度	危険防止のため、定員に達すると入場規制がかかります。

混雑のタイムライン

勝負は「大晦日の深夜」から始まっています。

1. 23:00（大晦日）: 薬王院への二年参り客で賑わう。
2. 02:00（元旦）: 初日の出狙いの登山客が到着し始める。
3. 02:00～3:00: 【デッドライン】 この時間までに山頂付近にいないと、規制で入れない可能性大。
4. 06:30: 空が白み始め、各スポットで場所取りが完了している状態。

山頂に入れない時の「プランB」絶景スポット3選

高尾山頂（大見晴園地）は、混雑状況により警察や係員の誘導で閉鎖されることがあります。
「山頂がダメなら終わり」ではありません。むしろ、山頂より落ち着いて見られる「穴場」を知っておくことが、2026年の勝ち筋です。

① ケーブルカー高尾山駅周辺（かすみ台展望台）

ここが最強のサブスポットであり、初心者には本命とも言えます。

• 特徴: ケーブルカーを降りてすぐ。山頂までさらに40分歩く必要がありません。
• 景色: 東京タワーやスカイツリーを含む都心の夜景と、その向こうから昇る太陽のコントラストが絶景です。
• 攻略法: 展望台の最前列（柵沿い）は人気が高いので、早めの確保が必要です。売店やトイレが近くにあるのも安心ポイント。

② 薬王院・境内

初詣と初日の出をセットで楽しみたい方に最適です。

• 特徴: 護摩修行の太鼓の音が響き渡り、厳かな雰囲気の中で新年を迎えられます。
• 景色: 木々の隙間からのご来光となりますが、鳥居や御堂に差し込む光は神々しさ抜群です。
• 攻略法: 仁王門周辺や本堂前の広場が狙い目です。

③ 金比羅台（こんぴらだい）園地

知る人ぞ知る、1号路（表参道）の途中にある展望台です。

• 特徴: 山頂を目指すメインルートから少し外れるため、比較的人が少なめです。
• 景色: 東側に大きく開けており、都心方面の眺望は山頂に引けを取りません。
• 攻略法: 徒歩登山（1号路）の途中で立ち寄れるため、山頂の規制情報を聞いてからここで待機するという判断も可能です。

各スポット比較表

スポット名	混雑度	景色・開放感	トイレ・設備	おすすめタイプ
山頂（大見晴園地）	S (激混)	★★★★★	◎	体力に自信があり、早朝到着できる人
かすみ台（高尾山駅周辺）	A (混雑)	★★★★☆	◎	初心者・カップル・家族連れ
薬王院	A (混雑)	★★★☆☆	◎	初詣重視・雰囲気重視の人
金比羅台	C (穴場)	★★★★☆	×	静かに見たい人・徒歩登山派

ケーブルカー vs 徒歩｜アクセス完全攻略

例年、大晦日から元旦にかけては、京王線およびケーブルカー・リフトが終夜運転（または早朝特別運転）を実施します。

A. ケーブルカー・リフト利用（体力温存派）

最も楽な方法ですが、「待ち時間」との戦いです。

• 運行: 例年、15分間隔（混雑時は7～10分間隔）でフル稼働。
• 注意点: 4:00～5:00頃のピーク時は、60分～90分待ちになることがあります。「並んでいる間に日の出時刻を過ぎる」のが最悪のパターンです。
• 判断基準: 行列が駅の外まで溢れていたら、徒歩への切り替えを検討してください。

B. 徒歩・1号路（確実性重視派）

自分の足で登れば、待ち時間ゼロで確実に到着できます。

• ルート: 表参道コース（1号路）。全編舗装されています。
• 所要時間: 麓から山頂まで約90～100分（通常の平日での時間です）。
• 装備: 街灯がない区間があるため、懐中電灯（またはヘッドライト）は必須です。スマホのライトだけではバッテリー切れのリスクがあり危険です。

氷点下に勝つ！失敗しない服装・持ち物リスト

高尾山の標高は599mですが、冬の夜明け前はスキー場と同じレベルの防寒が必要です。「街歩きの冬服」では間違いなく後悔します。

必須装備（これがないと詰みます）

必須装備アイテム	詳細・備考
ダウンジャケット	アウトドア用の厚手のもの。
インナー	ヒートテック等の発熱素材＋フリースなどのミドルレイヤー。
靴	スニーカーでも登れますが、底冷えを防ぐために厚手の靴下、できればトレッキングシューズ推奨。
手袋・帽子	耳と指先は最初に痛くなります。スマホ対応手袋が便利。
カイロ	「貼るカイロ（腰・背中）」と「靴用カイロ」は必須。
敷物（座布団・マット）	日の出を待つ間、冷たいコンクリートや土の上に座るための断熱マット。これがあるだけで快適度が段違いです。
ライト	懐中電灯またはヘッドライト。

あると便利なもの

• 温かい飲み物: サーモス等の保温ボトルに入れて持参（山上の自販機は売り切れがち）。
• 小銭: お賽銭、自販機用。
• モバイルバッテリー: 低温下ではスマホの電池が急激に減ります。

当日の薬王院参拝モデルコース（タイムスケジュール）

成功率を高めるため、あえて山頂を目指さないケーブルカー乗車プランです。
ケーブルカーは ～60分待ちで計算しています（混雑状況により変動あり）。

時刻	アクション	ポイント
00:00	京王線「高尾山口駅」到着 清滝駅へ移動、ケーブルカー乗車待ち	余裕を持って到着。トイレを済ませ、身支度を整える。
01:30	ケーブルカー乗車、中腹の高尾山駅に到着	混雑状況を見てルートを即断即決。
02:30	薬王院 到着・参拝 その後、かすみ台へ移動	今年の無事を祈願。お守りを購入。
04:00	場所取り開始	なるべく4時前にかすみ台で場所を確保。ここから耐久戦。
06:48	ご来光	感動の瞬間。周囲と「おめでとう」を共有。
07:30	下山開始	混雑する前に動き出すか、少し時間をずらす。
09:00	京王高尾山温泉 / 極楽湯	冷え切った体を温泉で解凍（※激混み注意）。

まとめ：2026年の初日の出は「準備」で決まる

高尾山での初日の出は、素晴らしい一年のスタートを切る最高のイベントです。しかし、それは「適切な準備」があってこそ。

1. 直前まで高尾登山電鉄の公式サイトをチェックする。
2. 山頂にこだわらず「かすみ台」等のプランBを持つ。
3. 万全の防寒装備で挑む。

高尾山 基本情報

施設名	高尾山（高尾登山電鉄）
住所	東京都八王子市高尾町2205
最寄駅	京王線「高尾山口駅」下車すぐ
電話番号	042-661-4151（高尾登山電鉄 代表）
駐車場	駅周辺に市営駐車場等あり（※元旦は未明から満車必至のため電車推奨）
公式サイト	高尾登山電鉄 公式HP