マキコランド ~誰もが唯一無二の存在になれる裏高尾の隠れ家~

焙煎機を回す真喜子さん
谷本朋子
谷本朋子
高尾フモト同盟の市民ライター、ミニチュアドールハウスRU*NAの谷本朋子です。 今回は、八王子市の裏高尾にある「マキコランド」での素敵体験のレポートです。

2021年11日25日、マキコランドへ取材チームで訪問させて頂きました。
こちらは、私のとっておきの場所なので内緒にしておきたい気持ちもあるのですが、フモト同盟の読者さんには思い切って教えちゃいます。
マキコランドは裏高尾の自然の中にあり、時折中央本線の電車が走るのを見ることができます。

「マキコランド」の窓から見える風景。裏高尾の自然の中にあります。

そしてマキコランドの玄関に一歩足を踏み入れると、そこには沢山の物語が待ってくれています。
さてさて、いったいどんな物語が私達を待ち受けているのでしょうか?

マキコランドのコンセプトについて

「ところでマキコランドってどんなところなの?」という皆様の疑問に答えるべく、代表の浦川まき子さんにマキコランドのコンセプトについてお話を伺いました。

「マキコランド」代表 浦川まき子さん

「マキコランド」代表 浦川まき子さん。俳優の宇梶剛士さんはまき子さんの従兄弟にあたる。

プロフィール
浦川まき子(うらかわまきこ)。北海道浦河町出身。
牧場と山に囲まれた自然の中で育つ。1983年 高校を卒業後上京。国立市に移り住む。
1991年 国分寺市立保育園 障がい児介助、保育補助の仕事を始める。
2002年 アイヌのエカシ(長老)である父、浦川治造の自伝「アイヌの治造」出版。
2003年 アイヌ文化アドバイザーの仕事を始める。
2004年 八王子へ移住。障がい者施設の仕事を始め、2005年 障がい者施設で出会った職員と結婚。
2009年 「マキコランド」設立。刺繍ワークショップ、炭火焙煎珈琲を始める。
「おはよう日本」で紹介され、マキコランドの輪が日本全国に広がる。
2020年 ハワイ・マウナケアを訪れ、ハワイ先住民族と交流。学校訪問、子供たちと歌や踊りで互いのルーツを紹介しあう。
2021年 父・浦川治造と共に新しい時代のアイヌとして活動していくための準備中。

「マキコランドは商店ではないんです。○○であるべき、○○すべきなんてルールは一切なくて、珈琲焙煎を楽しむのもあり、刺しゅうを楽しむのもあり、何もせずぼ~と過ごすのもあり。
ここでは誰もが唯一無二の1人の人間。忙しい毎日にちょっと疲れたなぁと思ったら、ここに来てゆっくり過ごして、 新しいものに出会って笑顔になってくれたらいい。ここは “ 探求とチャレンジ “ の場所なんです。」

刺しゅうが入った伝統的な着物

まき子さんはそう話されながら笑っていらっしゃいました。
まき子さんは炭火焙煎した珈琲をカフェや個人のお客様に販売したり、刺しゅうの教室も開催されていますが、基本的に“教える”ことはされないそうです。
自分でみつけることを大切にされているから。
まき子さんが特に大切にされているのは、珈琲の炭火焙煎です。

取材陣が珈琲焙煎体験にチャレンジしました

ということで、取材陣も珈琲の焙煎体験にチャレンジしてみました!
焙煎体験はまず、炭に火を起こし、炭火をゆっくりながめるところから始まります。

珈琲焙煎体験① 焙煎体験のイニシエーションは ”火起こし”から

着火剤に火を点けるマキコさん

焙煎体験のイニシエーションは、ゆったりした気持ちで、先ずは炭火を眺めるところから。

時々、近くを走る中央線の電車の “タタンタタン” という音がするだけの静かな中で、炭火の “パチパチ” という小さな音に耳を傾け、オレンジ色の優しい火をみつめているだけで、時間の流れがゆっくりになった気がしてきます。
炭火をゆっくりと眺めたあとは、ベランダに移動して焙煎の作業に移ります。

珈琲焙煎体験② 焙煎工程

珈琲豆を入れたドラムを載せる前に、火が通った炭を下に入れます。

焙煎機に炭を入れるまき子さん
焙煎機を回すまき子さん

焙煎機は、まき子さんのお師匠さん考案のもの。
丸いドラムの中に珈琲豆を入れて下に炭を置き、金属製のカバーで全体を覆います。

 

焙煎機を回すまき子さん

焙煎機を回す真喜子さん

ドラムの中で珈琲豆がくるくると躍っている様子をイメージしながら回すといいんですって!
私も体験させて頂きました。

ドラムの中で珈琲豆がくるくると躍っている様子をイメージしながら回すといいんですって!

しばらくすると、豆がはじける “パチンパチン” という音が聞こえ始めます。
時々、炭なのか豆なのか “キーン” という金属音のような澄んだ音が混じることがありました。
小さくて可愛い音なので、動画も撮りましたがうまく拾えたかどうか。 これはぜひ、実際に体験していただきたいですね。 本当に心の底から愛おしさが湧いてくるような音でした。

珈琲焙煎体験③ ハンドピック・粗挽き・チャフ取り工程

焙煎機から取り出した後も、豆を丁寧に選別して状態の良くないものをより分けたり、珈琲豆を粗く砕いて豆の中にある渋皮(チャフ)をドライヤーの風を当てて取り除きます。

珈琲豆を粗く砕きます。

豆の中にある渋皮(チャフ)をドライヤーの風を当てて取り除きます。

さらに、美味しい珈琲になるように、と願いを込めて手をいっぱいかけてあげます。
「マキコランド」の珈琲は、実はこんなにも多くの工程を経て、沢山の愛情が込められているのですねぇ。
取材陣みんなで焙煎した豆で入れた珈琲は、本当に体に染み渡る美味しさでした!
なにより、焙煎したての豆を挽いた時の香りときたら! これは焙煎体験した人だけの特典ですよ~。

360度撮影写真は、こちらからどうぞ。

そして、自分で焙煎した ”世界一美味しい珈琲” の完成です

焙煎した後は、お持ち帰りの珈琲も用意してくださっていて、それぞれオリジナルのラベルを作って持ち帰りました。

オリジナル珈琲が完成したあとは、いよいよ珈琲タイムです。
まき子さんが淹れてくださいましたが、自分で焙煎した珈琲は世界で一番美味しく感じますよね。

色とりどりのアイヌ刺しゅうのコースターでテンションが上がります!

まき子さんの珈琲は雑味やエグミの少ない優しい味わいです。

まき子さんに、「なぜ焙煎職人になったのか?」を伺いました

まき子さんは、珈琲のことを話す時や豆に触れるとき、豆が愛おしくて仕方がないというキラキラした瞳になります。
なぜそんなに珈琲を愛していらっしゃるのか、なぜ焙煎職人になったのかを伺いました。

まき子さんが初めて珈琲焙煎に出会ったきっかけは、たまたま通りがかった「ある店のガラス越し」に見えた珈琲焙煎室の光景でした。
その部屋で注文に応じて焙煎していたのが、まき子さんのお師匠さん。永遠の憧れの人でした。
何度もお店に通い、少しずつ親しくなり、やがて「自分も珈琲焙煎をしたい」そう思うようになり、弟子入りを志願。

まき子さんのお師匠さん、永遠の憧れの人でした。

しかし、実はそのときすでにお師匠さんは余命宣告を受けた身だったそうです。
結局、まき子さんがお師匠さんの元で学べたのはわずかな時間でした。
お師匠さんは、新しいもの好きでチャレンジ精神も旺盛。とても明るい方で、人と会うと いつもニコニコ笑いながら 「オレ、もう長くないんだよ」 とおっしゃっていたそうです。
まき子さんは、自分に自信が無くて、自分のことを隠して生きてきたけれど、お師匠さんのその姿に「隠さない強さを知りました。師匠の生き様から衝撃を受け、自分の弱点をさらけ出せるようになった。」と思ったそうです。
それが、「マキコランド」の誰もが主人公、みんなが一番!のコンセプトの原点なんですね。

誰もが主人公、みんなが一番!「マキコランド」のコンセプトの原点を聞かせて頂きました。

そして、お師匠さんの願いは「八王子を珈琲の街にする」だったそうです。
お師匠さんの珈琲愛を受け継いでいるから、まき子さんの珈琲に触れる時の瞳がキラキラしている訳ですね。

珈琲に触れる時の瞳がキラキラしているのは、お師匠さんの珈琲愛を受け継いでいるから

こちらが、「マキコランド」のロゴマークです。今年商標登録されました。
こちらのロゴマークは「かぼちゃの馬車が私の行きたいところへ連れていってくれるイメージで作りました」という、まき子さんの想いが凝縮されています。

マキコランドのロゴマーク

ロゴマークのテーマは『自分の命をキラキラ輝かせ笑って生きる』

師匠から焙煎を習った川久保商店のミニチュア制作のエピソード

川久保商店

お師匠さんがいらしたお店は、川久保商店といいます。
この川久保商店 ! 実は記事を書いている私、谷本朋子にもとても深いご縁があります。
もう10年近く前になりますが、まき子さんのご依頼で、川久保商店の焙煎室をミニチュアドールハウスで再現させていただいているのです。
当時、まだプロとして歩み始めたばかりで、「思い出を残すミニチュアドールハウス」という仕事がどれだけ世の中に求められるものか、迷いや不安があった私の、人生を変える大きな転機になったご依頼でした。

10年近く前に、まき子さんのご依頼で川久保商店の焙煎室をミニチュアドールハウスで再現させて頂きました。

完成した作品をお届けに伺ったとき、まき子さんが作品を抱きしめて「私だけの川久保商店が手にできた~」と涙をボロボロこぼして喜んで下さった光景は、今も目に焼き付いています。

「ああ、私の仕事でこんなにも喜んで下さる方がいるんだ。これからも頑張っていこう。」 そう強く決意した瞬間でした。

作品を制作した時の温かい思い出があります。
完成に近づいた時、まき子さんから、お師匠さんがいつも座っていらした場所の向かい側に 紺色のお座布団を一枚作って置いてくれませんか?という相談がありました。
そこはまき子さんの定位置。

まき子さんが、定位置とされていた座布団を作って欲しいということで作らせて頂きました。

当時、病状が進んで、焙煎機を回すのが精いっぱい。
お客様とのおしゃべりを楽しむだけの体力が残されていないお師匠さんを、まき子さんは、お師匠さんが大好きな焙煎に集中できるようにその場所で一生懸命お師匠さんを守っていたそうです。
お客様がお師匠さんとお話したそうにされるのをまき子さんが背中で止めていたそうです。
お客様もお師匠さんも、互いにおしゃべりを楽しみにされてきたのに、それを妨げている自分が悲しくて、でもお師匠さんを守るためにはそうするしかなくて。
たった一枚のお座布団ですが、そんなたくさんの思いや願いが込められているお座布団なのです。

お師匠さんの写真の隣に川久保商店のミニチュアは置いてあります。

この作品は「マキコランド」でいつでも見ることができます。
お師匠さんの写真の隣に飾られています。ぜひ、ご覧になって下さいね。


「マキコランド」では、珈琲の炭火焙煎の体験や刺しゅうを楽しむことができます。
事前に連絡をされて行かれるようにお願いします。

「マキコランド」では、珈琲の炭火焙煎の体験や刺しゅうを楽しむことができます。

刺繍のブランドを「美神 ~美しいカムイ~」として立ち上げました。

まき子さんのお父様は「アイヌのエカシ」 浦川治造さん

まき子さんのお父様、「アイヌのエカシ(長老)」こと浦川治造さんのお話しも拝聴させて頂きました。
浦川治造さんのお話については、高尾フモト同盟で、近いうちに特集記事とさせて頂きたいと思います。
浦川治造さんのプロフィールについてはマキコランドのHPをご覧ください。

まき子さんとお父様の浦川治造さん

まき子さんのお父様 浦川治造さんのお話しも拝聴させて頂きました。

取材の最後に

まき子さんがマキコランドで実現したい夢を絵に描かれたもの。全て叶ったそうです。

上の絵は、まき子さんが「マキコランド」で実現したい夢を昨年(2021年)の元旦に描かれたものですが、なんと、全て叶ったということで驚きです。

谷本朋子
谷本朋子
「マキコランド」へ来ると、まき子さんがどうやって夢を見つけているか、どうやって叶えているか、きっと学べると思います。来年のまき子さんの夢もきっとFBなどで公開されることでしょう!是非、フォローしてみてください。

マキコランド基本情報

住所:〒193-0841 東京都八王子市高尾町1423-3
電話:080-3388-4134

HP: https://makikocoffee.wixsite.com/makikoland
FB: @makikoland
WEBSHOP:https://makiko-land.shop-pro.jp/
珈琲焙煎の体験のお申し込み: こちらからお申込み頂けます。
マキコランドの炭火焙煎珈琲の購入方法:
 ◇ 通販は ホームページから定期便でのみお申込み頂けます。
 ◇ セレオ八王子北館 2F にある「はちまるステーション」でも購入出来ます。

電話でのお問い合わせはこちらをタップ

アクセスマップ

360°Photo by 坂部篤志( リコーTHETAプレミア アンバサダー
Photo by 渡邉美穂子( mommy 主宰
Video by 山田ニーナ( yamadado 代表
Written by 谷本朋子( ミニチュアドールハウスRU*NA主宰 )
Produced by 佐藤秀之( Spyral 代表

おまけ マキコランドにあった宇梶剛士さんの写真

まき子さんの目元や口元、宇梶剛士さんにそっくりでした。

取材をご希望の方へ

高尾フモト同盟では360度カメラを使用してあなたのビジネスを魅力的にアピールするお手伝いができます。
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世界に1人しかいない「RICOH THETA プレミアアンバサダー」が撮影します

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